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父のこと

今日は父のことを少し書きたいと思います。夕べ(二木紘三のうた物語)を訪問し童謡(うみ)を拝聴しているうちふと父を思い出しました。

父は魚の食べ方の大変きれいな人でした。私は幼いころ晩酌をする父の傍らで、魚がじょじょに骨だけにされていく様を眺めているのが好きでした。その頃は子供ながらも見事な食事の仕方を不思議に思ったものですが、長じて父の生い立ちを母に聞いてその理由がわかりました。父の家は仙台の豪農だったそうですが、父親(私の祖父)が身代をつぶし一家が離散したということです。父は10歳で他家へ貰われ、そこで丁稚同然に働かされました。養母にあたる人のしつけは大変に厳しく、まだ幼かった父の箸の上げ下ろしまでを側で厳しく目を光らせていたということでした。父の生い立ちを母の口から聞いているうち、当時若かった私は、普段ほとんど子供達と会話を交わさない無口な父が、そのような話を母に語っていたことに意外な思いをしたことを覚えています。そういうわけで父の食事の仕方、特に魚のきれいな食べ方は父の辛かったであろう生い立ちのなごりだったのです。

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故郷です

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雑記」カテゴリの記事

コメント

cafeおはよう御座います。
二木先生の所でもコメントを読ませて
頂きました。
私事ですが夫も新潟出身で魚の食べ方が
綺麗です。(他の事はあまり自慢出来ませんが)
子供が多く食べ物にも困る事があったと
言っていたのでその所為なのかと思う事が
あります。
ともかくとして魚の食べ方の綺麗な人は
我慢強い側面があるらしいです。
魚の取れるところの人も綺麗に食べる
らしいですねぇ。
人間と言うのは本当に奥深い面白いもの
ですね。
沖縄育ちの元彼は魚が好きだったけれど
そんなに魚の食べ方が綺麗ではなかったような?
色々な事を思い出します。。。。

投稿: sunday | 2008年8月14日 (木) 02時51分

 魚と言えばHikoさんです。自分で言うのもおこがましいのですが、私が食べた後の魚の骨、鯛などは猫も諦めてまたいで行く程です。
 鮎、ヤマメのたぐいは、お皿だけになりますデス!coldsweats01
 故郷の川、倉庫、立ち並ぶクレ-ンの風景は郷愁をそそります。
 

投稿: Hikoさん | 2008年8月14日 (木) 06時47分

さかなの食べ方に限らず、箸の上げ下ろし・・・・のすべて、それが普通でした、それが日本の規律の美しさでもあったのです。
戦後60年の教育の怠惰は、60年掛けても直さねばならない緊急最大の課題です。
自分の反省も含めて・・・・。

投稿: 仙人 | 2008年8月14日 (木) 11時18分

sunday様
ご主人様がお魚の召し上がり方がきれいとは羨ましい限りです。わが夫はまったく駄目ですね。口には出しませんがこれは私の中ではかなりの減点です。
魚のきれいな食べ方の人は辛抱強い・・・これは同感!納得できます。父の子供達はみんな駄目ですもの・・・。

おや、いろんな方とお魚召し上がったんですねnote

投稿: おキヨ | 2008年8月14日 (木) 11時45分

Hikoさん様
食事の仕方を女性は意外に良く見ているものです。Hikoさん様はおそらく女性におモテになったことでしょう。私の年代では食事のマナー、特に箸の持ち方にはこだわりがありますね。
私の妹は昔お見合いした男性と食事をしたあとお断りしました^^
猫ちゃんお気の毒ですね(^o^)

写真は実家の前です。

投稿: おキヨ | 2008年8月14日 (木) 12時04分

仙人様
最近きれいな食事の仕方を見られなくなりましたね。
私も少なからず大勢の方と食事の機会を持ちましたが
どんなに気楽な場合でも意識、無意識にかかわらずなんとなく感じられるものがあります。

かくいう私はどうかというと・・・自信がありません。

投稿: おキヨ | 2008年8月14日 (木) 12時17分

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