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懲りない女

展覧会の搬入まで後4日しかないというのに今になって気に入らない箇所がでてきました。目をつぶるか。思い切って加筆するか・・・。毎回こうなのです。ほんとうはとっくに仕上げてつやをかけておかなければならないものを。なぜもこう間際までもたつくのか。もう癖としかいいようがありません。挙句、直す前より悪くしてしまい期日に間に合わず中途半端な絵を出品ということもしばしばです。毎回今回こそはそういうことのないようにと早めにキャンバスの用意をして描きはじめるのですが、早すぎてもこれが途中でだれて来ます。描いた絵に飽きてくるし、もっとどうにかなるはずとこねくり回しているうちに収拾がつかなくなることがしょっちゅうです。先日私の好きな画家野見山暁冶氏が(油絵はいったん直し始めると元へは戻らなくなるんですよ)と飄々とした言い方をされていたのをテレビでみて、この大画家にしてそうなのかとちょっと笑いました。大画家を引き合いに出すのもおこがましい話ですが、ましてや素人に毛の生えた程度の私、迷いに迷うのも当たり前なのですが、いかんせん、出品間際まで迷い続けるのはいけません。この数十年来の 悪癖をなんとかできないものかと思い次第です。

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小諸 懐古園

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絵画」カテゴリの記事

コメント

庭作りや植木の剪定にもそれに似たところが有ります。気になりだしたら、その日の仕事を終えて帰ってからもそれが気になり、次の日にまたそこをやり直す。人には分からないくらいの細かい事ですが・・・・
 自分が納得しないのです。
 最近は、一度仕上げた箇所はあえて目を瞑り、見ない事にしてますが・・・・。

投稿: Hikoさん | 2008年8月15日 (金) 06時37分

私の場合は文章ですが、やはり提出までに、何度も直します。パソコンになる前は、訂正の紙を貼って原稿がガサガサ言うことも。結局一番最初のものがよかったと言うことが多いです。しかし、文章は下書が残りますが、油絵はそうもいきませんね。

投稿: Bianca | 2008年8月15日 (金) 10時49分

Hikoさん様
道は違えど自分の仕事にこだわりを持っているという事がいえますね。私の場合職業画家ではありませんので仕事とはいえませんが・・・。
そのこだわりがなければ仕事は無味乾燥になるのではないでしょうか。こだわりというのはあくまで自分だけのもので他人の目は無関係です。私もそうです^^


投稿: おキヨ | 2008年8月15日 (金) 11時26分

Bianca様

ある有名作家が隣の部屋に編集者を待たせたまま雲隠れしたという話を何かの本で読んだ事があります。どのレベルでも苦労はつきものですね。必要なものでもあります。

なにごとも一筋縄ではいかないものですね。

投稿: おキヨ | 2008年8月15日 (金) 11時37分

おキヨ様
ある有名な作家が「人間は努力する限り迷う」と言っているのですから、迷うのは当然でしょう。僕も文章をまとめる時、いつも迷いっぱなしです。
しかし、制限時間がありますから、最後は「エイヤーっ、なるようになれっ!」という感じで終わります。
後は全てを天に任せ、あれこれ考えるのを止めて好きな酒を飲んで寝るだけです。
ただし、それで済めば良いのですが、そうもいかない事もあり、そういう時は諦めるしかないですね。
とにかく、最後は「なるようになれ」です。

投稿: 矢嶋武弘 | 2008年8月15日 (金) 13時07分

おキヨ様
初めてコメントを書かせていただきます。
先ずは、私の拙いブログにコメントいただきありがとうございました。
ところで、私は絵心も、歌心も、ポエジーも持ち合わせていないので、このテーマで何かコメントするのには気後れしてしまいますが・・・。
今日、名作としての評価が定着している数々の芸術作品。その作者たちは推敲に推敲を重ね、もうこれ以上、足すものも引くものも無い、として自信を持って世に問うているのでしょうか。
それとも多少の逡巡、思い残しがあっても見切り発車しているのでしょうか・
「完成」とは自己評価なのか、他人評価なのか、どういう状態を指すのか、とても難しいテーマのような気がします。
話変わりまして、おキヨさんが書かれている「二木紘三のうた物語」です。
私は最近知り、以来良く訪ねています。
「旅の夜風」「誰か故郷を思わざる」「喫茶店の片隅で」
「ばあやたずねて」「いつか或る日」などにコメントしています。
おキヨさんのコメントも探してみます。

いずれにしてもこれをご縁によろしくお願いいたします。

投稿: 風花爺さん | 2008年8月15日 (金) 16時50分

風花爺さん様
(クライマーズ・ハイ)がとりもつご縁かもしれません。
じつは私、以前から風花爺さん様のブログに伺っては山々の写真を拝見していました。私にとってなじみの山が多いからです。といいましても私は専ら下のほうで描くだけですが。。。

美術の場合最高峰にある作家でさえ迷いながら仕上げます。誰もが100%の出来ではないと思います。中には題名の脇に(未完成)とわざわざ付け加える画家も居ます。

私も(誰か故郷を思わざる)にコメントを寄せたように思います。
此方こそ宜しくお願いいたします。


投稿: おキヨ | 2008年8月15日 (金) 21時59分

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