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幻のネクタリン

私は元来食べ物に淡白な人間です。言い換えれば粗食でじゅうぶん満足できるタイプ。それでも生涯にあの味をもう一度、と思うものがいくつかあります。おもに自然の味果物が多いですね。

30年ほど前のこと。長野善光寺の前で季節の野菜、果物の小さな市がたっていて、通りかかった私に店のおばさんが(食べてみんせ)とまるごと一個のネクタリンを差し出しました。ネクタリンを食べてみてこの世にこれほど美味しい果物があろうかとびっくり。即座にそのおばさんから5個ほどネクタリンを買ってそのまま白馬へ行き、宿の冷蔵庫で冷やして食後ワクワクしながらネクタリンを食べました。 が善光寺前で頂いたネクタリンとはまったく違う味でした。美味しくないことはないのですが 貰ったものとは雲泥の差があります。つまり私がもらったものは客寄せ用のものだったのです。果物は完熟してここから先は地面に落ちるしかないというときが最高の味になるのですが、売り物は見た目のよくなった時点で収穫、販売するので、買う側は本当の味になかなかありつけない。果物農家の人はそれをよく承知していて完璧な味のものを客寄せに使っているのです。

今回塩田平で小店を開いていたおばさんにやはりネクタリンを味見させてもらいました。普段スーパーで買うよりはるかに美味ですが、善光寺で食べたものより味が落ちます。買うのはもっと落ちる味と承知しているのですが、幻の味のネクタリンを求めて反射的に買ってしまうのです。

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コメント

ネクタリン! あまり耳にしませんが・・・・
写真を見ると、どうやら「はらんきょう」の仲間?
スモモ、プラムとも言います。
私は小さい頃から「はらんきょう」と言ってました。
甘酸っぱい味が伝わって来ました。
口の中は唾液でイッパイ (^-^;

投稿: Hikoさん | 2008年9月13日 (土) 07時00分

Hikoさん様
そうですか!ネクタリンの産地は長野が70%を占めているといいますからもしかしたらそちらではあまり見かけないかもしれませんね。

またまたはじめての言葉を。。。ほんと(はらんきょう)!?Hikoさん間違ってるな。。。と思い調べましたら(はらんきょう)結構あちらこちらで使っていましたm(__)m今後けっして疑ったりいたしません。
どうやら(巴旦杏)が(はらんきょう)になったようですね。日本語はこういう移行の仕方多いですからね。
(はらんきょう)はプラムのことで、ネクタリンとは又別のようです。我々が(桃)と呼んでいるものの変種とありました。

投稿: おキヨ | 2008年9月13日 (土) 13時08分

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