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旧い絵

時々、絵を保管している倉庫を開けて見ることがあります。きちんと保管しないとキャンバス同士がくっついていたり、へこんだりしているのでうっかり出来ません。またあまりひどい絵はつぶして再利用をすることもあります。

30数年前、私が初めて町の展覧会に出品した作品が出てきました。まるで昭和初期の絵を見ているようで我ながら仰天してしまいました。これは北軽井沢にあった農家の廃屋を描いたものですが、この他わら屋根は数枚作品にしていますから30年前にはまだわら屋根が探せばあったのです。今は保存地区へでも行かなければこの風情ある日本家屋を見る事が出来なくなりました。日本中何処へ行っても画一的な建物になりなんだか風景の点在家屋がつまらなくなってしまいました。そういう意味では旧態依然とした絵でも描き残して置いてよかったと思います。

P1050932_2 

いまどきこんな絵を描く人は居ません。大真面目に描いていましたね^_^;案の定絵の具が剥がれて修複が必要です。

F50 号

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絵画」カテゴリの記事

コメント

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ためさせてくださいね。

ステキな作品ですね。

貴重な思い出ですね。

投稿: p_su315 | 2008年9月 5日 (金) 03時26分

 私的にはこの絵は好きです。専門知識はありませんが、作風はバルビゾン派?のミレ-の落穂ひろいに似ている様に思います。
 朽ちかけた藁葺きの家の傍らで忙しく農作業している人は、リアルに生き生きと描かれて、その情景が伝わってきます。
 実際にこの辺りを散策してみたい気持ちです。

投稿: Hikoさん | 2008年9月 5日 (金) 06時59分

埴生の宿も 我が宿 玉の装ひ 羨まじ

長閑也や 春の空 花はあるじ 鳥は友

おゝ 我が宿よ たのしとも たのもしや


思わず、こんな歌が口をついで出ます・・
倉庫に眠らすのは勿体無い過ぎです・・

投稿: 伊藤 | 2008年9月 5日 (金) 08時13分

素敵な絵ですね。日本の原風景のようで、こういう絵が大好きです。
わが家の居間にもこれに似た絵を額縁に入れてずっと飾っていますが、それは20年以上前に家を新築した時に、ある人から贈られたものです。
こういう絵を観ていると、なぜか心が落ち着きます。やはり日本人なのでしょうね。

投稿: 矢嶋武弘 | 2008年9月 5日 (金) 09時21分

Psu315様
おこしいただいて嬉しいです。
たまにこのような愚作を披露し皆様のお目を汚しております^^
思い出深いですね。。。一生懸命でした^^

投稿: おキヨ | 2008年9月 5日 (金) 11時51分

Hikoさん様
有難うございます。出来不出来は別にしてこれは懐かしい風景ですね。
たしかに。。。色彩が抑えてありますのでそんな感じをうけますよね^^
昔、向井順吉というわら屋根の大家がいましたがこんな風景を描いていました。技術のほどは雲泥の差です^_^;


投稿: おキヨ | 2008年9月 5日 (金) 11時59分

伊藤様
愚作から懐かしい歌を思い出していただいて恐縮です。
〔倉庫に眠らすのは・・・〕嬉しいお言葉ですが、自分のブログだから出せること。絵をたしままれる方の失笑をかっていることと思います〔苦笑〕

当時の絵に対する一途さを感じていただければ嬉しいです♪

投稿: おキヨ | 2008年9月 5日 (金) 12時06分

矢嶋様

たしかにこれは日本の原風景ですね。わら屋根は現在では皆無と言っていいかもしれません。絵は正直なもので、保存されていて生活感のないわら屋根は絵にならないのです。廃屋でも過って人の暮らしがあったということが大事なので、今ではわら屋根を描きたくともかけないのが事実です。

いや、わら屋根など描きたい画家なんていないのかもしれません。〔悲〕

投稿: おキヨ | 2008年9月 5日 (金) 12時13分

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