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亡母のこと

今洋梨が美味しい季節です。洋梨の季節にいつも思うのは在りし日の母のある日の姿です。私がまだ15、6歳の頃の話。

学校から帰ってくると母が台所で立ったまま何かを食べていて、私を見るといかにもばつ悪そうな照れ笑い見せました。私も母の立ったまま物を食べている姿など見たこともなかったのでちょっと驚きました。果実のよい香りで見なくとも洋梨を食べていた事がわかります。忙しい食事の支度で悠長に座ってゆっくり味わうという閑がなかったのでしょう。母が以前から洋ナシが好物なのは、果実農家の人がリヤカーでやってくると必ず洋梨を多量に買っているので知っていました。洋ナシが東北北部に入ってきたのは明治時代といいますから母が若い頃目新しい果実だったそうです。外国からやってきた変わった形の果実は当時そうとうに魅力あるものだったのでしょう。

9月26日は母の26回目の命日です。私は高齢になってしまい、毎年父母の命日に故郷に帰るという事が出来なくなった今、母の命日には好物の洋梨を仏壇に載せてくれるようわずかのものを送り嫂にお願いするだけになりました。

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サムホール

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コメント

私が西洋梨を食べるようになったのはそんなに昔のことではありません。
かすかな記憶では”美味しい”という印象は無かったと思います。
今では「ラ・フランス」は好物になりましたが。

おキヨさんのお母上は随分モダンな方だったのですね。

投稿: 風花爺さん | 2008年10月 3日 (金) 06時36分

風花爺さん様
母がモダーンということではなく、洋梨が外国から入ってきて栽培されされたのが東北らしかったのです。山形あたりから北上して私の故郷青森地方も洋梨を作る農家が増えたのですね。
りんごほどではないのですが私の子供の頃はすでに洋梨もポピュラーな果物でした^^

母が好んだものは子である私も大好物です。

投稿: おキヨ | 2008年10月 4日 (土) 00時42分

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