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身内には寛大

昨日の記事に関連します。

公共の場やレストランでの絵の展示にちょっと批判めいたことを書きましたが、よく考えると身内にも似たケースがありました。姉妹の家が次々と新築し、飾る絵が欲しいと要望があったのでそれぞれに風景や静物の小品をお祝いとしてあげました。皆が玄関先というポピュラーな壁面を利用して絵を飾ってくれました。これは孤立した壁面でいかにもすっきりと申し分のない場所だったので私も満足。

妹の家に来て絵を見た嫂は〔私も欲しい〕と言い出しましたので、生き形見という意味で一枚あげておくのも悪くないという気持で風景を描いて送りました。数年して実家に帰り、そこであっと驚く光景を目にすることになります。実家は築50数年の建物でかなり老朽化が目立つのですが、兄は経済的に窮しているのか今のところ家を建て替える様子がありません。家は窓が広く取られ壁面が極端に少ないので、孫が学校で貰ってきた賞状や絵などを目線よりはるかに高い欄間に引っ掛けるようにして並べてありました。その並びに、真っ赤な色をした巨大な花咲ガニ?の標本が額に入れられ麗々しく飾られていて他を圧倒しています。その隣に私の絵が。。。もう笑ってしまうしかありませんでした。兄夫婦には花咲ガニの残骸と私の絵は同格ということになります。しかし、数日滞在しともに過ごしているうち、そんなことどうでもいいと思えるようになりました。その場所にはすべて大事なもの、好きなものが並べてあるのです。私の絵も孫の賞状、花咲ガニの残骸と同じように大事なものと彼等は思っているのです。それでいいのだ!この大らかな人たちに比べたら自分の絵なんて何ぼのものでもない という考えに変わったのです。happy01

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赤城山麓

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