« 今を盛りのさくら | トップページ | 赤城千本桜 »

ひが目ひが耳

瀬戸内寂聴の訳した〔源氏物語〕を読んでいる最中と書いたのはもうひと月以上も前だったと思いますが、その後いっこうに進まずまだ第3巻に止まっています。今源氏の君が女の失敗で明石に都落ちしているところなのですが、明石の入道という年寄りの言葉に〔山伏のひが耳で・・・〕という言葉がでてきます。

〔ひが目〕のほうはなんとなく読んだり聞いたりした覚えがあるのですが、〔ひが耳〕は知りませんでした。調べると年をとって聴力が衰え、他人の言葉を悪く解釈する、〔年寄りのひが耳〕と使うそうです。

〔ひが目〕のほうも同じく物事を悪く解釈して見てしまうことで間違っていないと思いますが、〔ひが目〕のもうひとつの意味は〔斜視〕をさします。片方の目が観る方向に定まらない状態のことで、うっかり〔それはひが目ではないの?〕というと差別用語になりかねません。

どちらにしても今では使われない言葉のようですね。

P1040156

|

« 今を盛りのさくら | トップページ | 赤城千本桜 »

雑記」カテゴリの記事

コメント

ひが目やひが耳は、本来は見あやまりや聞き間違いを言うのでしょうか。
悪く見えたり聞こえたりばかりではないと思うのですが、年を取ると疑い深くなるので、悪く解釈するんでしょうね。
傘の下の女性はみな“美人”に見えることだってありますよ(笑)
そうなれば良いのですが、私のような年寄りは「ヒガミ」が先行してだいたい悪く解釈しますね。
ヒガミもその辺が由来なのでしょうか。気をつけます!coldsweats01

投稿: 矢嶋武弘 | 2010年4月13日 (火) 11時29分

矢嶋様
ひが目、ひが耳はおっしゃる通り見誤り聞き違いが本当だと思います。でもこの言葉はあまり聞きませんね。昔の作家などがたまに書くくらいで言葉としてはどうでしょうか?〔それはひがみですよ〕とはいいますけど。。。
〔夜目、遠目、傘の内〕ということですね。しかしこれもあまり正しくはないと私は思います。美人は着物の柄が見えない距離に居ても美人とわかります。当然逆は逆です!〔爆〕

私とこのようなやり取りをしている間は矢嶋さんはけっして年寄などではありません!私より3つもお若いではありませんかwink


投稿: おキヨ | 2010年4月13日 (火) 19時35分

正直ばあさんへ
寂聴さんは、3度以上話しました。と言うよりも、講演や館のイベントのオープニング・レセプションなどに出て頂いたものですから・・。
物凄い記憶力や、思ったことを話される人、との印象が強く残っています。
横尾忠則さんと友人と言うことが縁での来訪でした。
「源氏」は、まるでポルノです。 「奇縁まんだら(続)」などは、思うままの文壇暴露本です。さらに「文壇うらばなし・対談山田詠美と」では、正しく「ここまで
?」と言うところまで。  でも、好感が持てるのです。筆力と、知的な部分はなんと言っても寂聴さんには適いませんね。
「場所」が、最高傑作だと思うのですが・・・。

投稿: 風の樹人 | 2010年4月19日 (月) 21時00分

風の樹人様

寂聴さんと身近に会話を交わされたとは〔驚!〕彼女の人となりがいっそう強く感じられた事でしょうね。。。私が寂聴さんについて思うことはいさぎよい女性、意地の悪い言い方では女としての潮時にさっと仏門に入られちょっとずるいかな・・・という思いも^^私が思う〔素晴しい女性〕の一人です。

〔源氏物語〕は雅な表現の文章がいまひとつ馴染めませんが、この書き方で小説の質が高められているならば仕方ありません。でないと源氏はただの色狂いになってしまいます。

寂聴×山田詠美の対談は当然赤裸々は免れないと思います^^

〔場所〕を読みたい本のリストに加えさせていただきました。

追伸
おはがきを額に入れてみました。

投稿: おキヨ | 2010年4月20日 (火) 00時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今を盛りのさくら | トップページ | 赤城千本桜 »