« 深夜のつぶやき | トップページ | サラリーマン川柳 »

学歴の事

ふたたび竹内政明著〔名文どろぼう〕の話になります。

書の中に、学歴コンプレックスについての事が書いてありますが、作家の吉川英治が学歴のないことに周りが気を使ったことで扇谷正造氏が直接本人からうかがったところ、コンプレックスというのではなく、小学校、中学校、高校、大学のそれぞれ時期時期に応じての学校友達が居ないというのが淋しい、という事だったそうです。

松本清張は学歴という怨念の炎を終生胸にかざし続けた人と書いてあります。菊田一男も学歴のないことに苦労をしたらしく、〔無理をしても学歴は多く持っていたほうがいい。余分な苦労をしなくて済む〕というように書いてあります。

私は高校止まりですが、当時私の田舎では女性が大学まで進む人などあまりなくて、高校卒にコンプレックスを持つ事はありませんでした。ただ、絵画の世界に足を踏み入れてみて、はじめて美術大学卒でない事に強いコンプレックスを持ちましたね。絵を雑誌などで紹介されるとき、必ずいっしょに学歴、受賞歴 展覧会歴が記載されます。華々しい経歴の作家の中に学歴の乏しい私が混じると、なんだか場違いのところに居るような、落ち着かない気分にさせらたことが一度ならずありました。。。このコンプレックスを武器にして・・・というほどの力量を持ち合わせていれば話は別ですが。。。

P1090146

|

« 深夜のつぶやき | トップページ | サラリーマン川柳 »

雑記」カテゴリの記事

コメント

おキヨさんの仕掛けて罠に見事に嵌まり「名文どろぼう」を拾い読みしています。
著者による名文?のコレクションの数々に抱腹絶倒させられたりしています。
コンプレックス(昔学んだ心理学では「インフェリオリティ・コンプレックス」と言ってた記憶がありますが・・・)は学歴に限らず、何にでもつきまとう厄介なものですね。
私などもどれだけ悩まされたことか。
馬齢を重ねるだけですが、良いことが一つあるように思えます。
年齢が進むにつれ、あれやこれやで感じていたコンプレックスがいつのまにか消え失せていることです。
どうあがいてみてもダメなものは駄目、ということがいやおうなく分かってくるからでしょうが。

投稿: 風花爺さん | 2010年5月23日 (日) 07時06分

風花爺さん様
おそらく同じ箇所で爆笑されている事と思います。
正真正銘〔名文どろぼう〕で著者本人も申しているように〔他人の褌で相撲をとるような・・・〕感がないでもありませんが、とにかく笑えました。
読みやすさはなにか箸休め的ですね。

確かにその年齢々でコンプレックスをかかえますね。どれも取るに足らないことばかりです。コンプレックスはおおすじとるに足らないことが多いようです。
それでもコンプレックスは生きていくうえで大事な感情ではないかと思います。この感情が薄れてしまうことが精神の老化のような気もしないではありません。大事に活かしたい感情でもあります。

投稿: おキヨ | 2010年5月23日 (日) 12時26分

あはは、私もおキヨさんの文章力につられて
「名文どろぼう」買いました。
あっちのこと、こっちのことと何事も同時進行(地に足つかずとも)なので、読みきるのは先でしょうが。

投稿: バルおばさん | 2010年5月23日 (日) 23時00分

バルおばさん様

あ、お買い上げ有難うございます!著者に成り代わりお礼を・・・happy01
でもね、750円の出費は元を取れる面白さですよ。
なに、どんどこ読み進みますよ。私は台所の片手間に2日で読み終わりました。

投稿: おキヨ | 2010年5月23日 (日) 23時41分

おキヨさん
今日注文しました。
言い分はいろんな切り口があるとは思いますが、勉強したいと思って。
感謝。

投稿: 風の樹人 | 2010年5月24日 (月) 22時46分

風の樹人様

まぁ、先生も〔名文どろぼう〕をお求めになったのですね。図らずもこの本の宣伝をしてしまった状態でそのうち著者から礼状が届くかもしれません〔笑〕
私も先生がご紹介くださった瀬戸内寂聴の〔場所〕を中ほどまで読んでいます。寂聴の女としての生き様には圧倒されます。
〔我拗ね者にして生涯を閉ず〕もぜひ読むつもりです。

投稿: おキヨ | 2010年5月25日 (火) 01時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 深夜のつぶやき | トップページ | サラリーマン川柳 »