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泣く男

最近、私が理解できない事のひとつに、今の若い人は人前でたやすく泣くということ。。。良く言って感情表現が豊かになった。。。のかな?私の若い頃〔年寄の常套句(^^ゞ〕には自分以外の人間の涙を見るのは、大事な人と死に別れるときぐらいだったような気がします。その他の事で泣くような事があっても一人になって人知れず涙を流す、それが普通でしたね。感動的な映画を観ても館内が明るくなるときには涙を拭いてそ知らぬ顔ができました。自制心というのがあったのです。

然るにです!新聞を見て唖然としたのは、就職する際の面談で若い男が突然泣き出すというんですね。新聞に書いてあるからには一人や二人ではないのでは?面接をする側もこれには驚き困惑するそうです。彼らは言葉が未熟で前に出ず、もしこの会社に就職できなかったらというあたりで泣くという手段をとるらしいですね。

すぐに泣くということと、すぐにキレるというのは、こらえ性がないという意味で同じなのです。ぶり返すようですが先日書いた〔幼児化〕だと思うのです。

以前、絵画のモデルがポーズ中ポロポロ泣き出すので何事かと思ったら、この仕事をする自分が哀れと感じたようなのです。〔ふざけんじゃないよ。〕と口には出ませんでしたがかなり不愉快でしたね。もちろんモデル紹介所のほうへ文句を言ってやりました。どうも女の子は涙を流している自分が好きなようです。

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コメント

情けないですね。涙が男の武器になるんですか(笑)
自制心もプライドもない感じですね。人前では泣くなというのが昔の教えでしたが、文化が変わってきたのでしょうか。これは単純に「幼児化」とは言えない面があるようです。
どうも日本の文化や慣習が変化してきたように思えるのですが。

投稿: 矢嶋武弘 | 2010年7月18日 (日) 10時54分

矢嶋様
すぐキレるのも嫌ですが人前で臆面もなく涙を見せる男というのも変ですね、一体どうしちゃったのでしょう。一億総軟弱化?〔爆〕
こうして徐々に日本人が政治もふくめて軟弱化していってしまいにはどこかの属国になってしまう・・・ということは100年のちにあるようでしたらどうしましょう。
私がそこまで飛躍して考える事もない・・・かcoldsweats01

投稿: おキヨ | 2010年7月18日 (日) 13時18分

きょうび、そんな男がいるんですか?
仮に私が面接官だったら即不採用です
そんな男を採用するのは危険過ぎますよネ(笑)

若い女性も何だか無暗矢鱈と涙を零しますねぇ・・
テレビの番組に於いて、大勢の若いタレント芸人をスタジオに集めての中でもよくそんな光景が見られます・・(ハイ、ハイ、貴女はこころ優しい女です)
でも貴女はきっと収録を終えた後はアッケラカンとしてるんでしょうネ・・そういう安直な涙は軽々しくさえも観えるのです。

投稿: 伊藤 | 2010年7月18日 (日) 13時34分

伊藤様
私も新聞で見て驚きましたね。もちろん自分のいいたい事も言葉で表現できずに泣くだけの人間をちゃんとした会社では不採用でしょう。

ネ~ちゃんたちはよくやすい涙を簡単にながしましすねぇ。。。泣いている自分に酔いしれているのでしょうか。それとも遊びで泣いているのでしょうか?
意味がわかりません。
外国人には異常としか見えないと思いますよ。

投稿: おキヨ | 2010年7月18日 (日) 14時34分

小津安二郎の「晩春」のラスト。
娘(原節子)を嫁に出した父親(笠智衆)が一人りんごをむきながらうつむくシーンで、笠は「熊本の男は泣かないんだ」といって小津監督の「泣いてくれ」を断ったという話があります。
また、最近のテレビドラマ(タイトルを失念してしまいました)で、妻を亡くして生きる望みを失った老人(笠智衆)が自殺を図り死に切れずに助かって一人自室で号泣するシーンがありました。
脚本の山田太一は、「晩春」の話を知った上で笠に「泣いてくれ」と頼み笠もこれを受け入れて泣くことになったということですが、笠の死後山田太一が「泣いたほうがよかったのかどうか・・・」と述懐しています。
本当に悲しいときにすら泣かない、という日本人の美意識があります。
人前で、泣くべきでないことで泣くなどは言語道断というほかありません。

投稿: 周坊 | 2010年7月18日 (日) 16時48分

周坊様
そうですか。。。笠智衆という素晴しい存在感のある俳優はもうでないでしょうね。笠智衆の存在そのものが演技などというけち臭い領分を越えていました。彼ならば泣くもよし泣かずもよしというとことでしょう。

恥じる行為というのが昔とだいぶ違ってきましたね。泣くことは別に恥ではないでしょうが、場所というのが昔はありませんでしたか?
今は場所も相手もわきまえず汗のごとくに涙を見せていますよ〔苦笑〕

投稿: おキヨ | 2010年7月18日 (日) 19時15分

「泣く」行為は、時代とともに変りますね。
また、知ったかぶりで書くのですが、柳田国夫の全集10巻のなか(てい泣史談) に、男が泣くことについて、書いていたと思うのです。
  この頃、男が?泣くことが無くなった。
  泣くことが無くなった事を悲しんだ考えが書かれていたように記憶しています。
 おキヨさんの論評は、何時もきっぱりしていて、面白いですね。
 でも、こんな泣き方は、戴けませんね。

投稿: 来住しげ樹 | 2010年7月18日 (日) 23時47分

来住先生
その昔、男子はよく泣いた時代がありましたね。源氏物語を読んでなにかといえば泣く光源氏に〔そんなところでよく涙が出るものだ〕と思ったのですが
あれは泣く行為、つまり〔うそ泣き〕も考えられます。涙はあの時代〔飾り〕ではなかったかと思うのです。あるいはエチケットとか嗜みということも考えられます。

また屈強な武士とか侍達も激情に駆られて落涙するという場面もよくあります。

時代が進んで男子はやたらに泣くというのは恥という明治~昭和に入りますが、平成になってまた涙は恥という概念が薄れてきたように思います。それはいいとしても、涙の意味が曖昧で、独りよがりになっているのではと思うのです。

づけづけ云うものですから若い人が我がデッサン会には一人も来ませんcoldsweats01

投稿: おキヨ | 2010年7月19日 (月) 01時29分

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