« 世論調査はウソ? | トップページ | 高齢者受難 »

〔雨のしのび逢い〕を観る

昨夜は、深夜1時からという時間にもかかわらず、1960年制作のフランス映画〔雨のしのび逢い〕を3時近くまで楽しみました。

主演はジャンヌ・モローとジャン・ポール・ベルモンド。 フランスのある片田舎、眠ったような町に起る殺人事件のプロローグが暗示的です。ストーリーは裕福な会社社長の妻が殺人事件をきっかけに、この製鉄会社の従業員と知り合い、沈殿したような日常の彼女の心に変化をもたらすという、幾度となく繰り返された、珍しくもない恋のパターンです。

フランスの情緒的な港町が、女性が次第にのめりこんでゆく恋の背景にはこれ以上ないほどの雰囲気を醸しています。私がレトロな映画を好む理由は、このような背景がストーリーや、演技者達に負けないほど大きな魅力に思うからです。ジャンヌ・モローとジャン・ポール・ベルモンドという組み合わせが意外に良かった。ベルモンドの個性が充分に活かしきれていない不満もありましたが、ジャンヌ・モローの存在感でカバーできているのかなとも思いました。子供がとても良いアクセントになっています。

〔雨のしのび逢い〕を若い頃観たときとはずいぶん感じ方が違います。なに不自由のない生活をしている女性が突然恋に走る心境も、生活を捨てきれない気持ちも若い時よりいっそう深く解ります。〔解る〕ということがこのような感覚なのだなと年をとってから思う事がで多いですね。味わいのある短編小説のような映画でした。

Moreau

ジャンヌ・モロー

|

« 世論調査はウソ? | トップページ | 高齢者受難 »

映画」カテゴリの記事

コメント


「雨のしのび逢い」。デュラスの体験をヒントにした小説「モデラート・カンタービレ」の映画化。

ジャンヌ・モロー雰囲気出してまして公園ですね。
ベルモントはこのとき二十六歳で、モローには位負けですが、懸命の演技でしたね。背景のテーマ曲が利いてます。フランス映画の傑作でしょう。このような恋愛体験者は多いはず。

この映画の味は中高年にならないと、深いところ理解できないかも。

フランス映画の「シェルブールの雨傘」なら、若い人でも理解できるでしょうが・・。

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年3月 4日 (月) 18時05分

神保孝栄・石塚邦男様
ようこそおいでくださいました。

知的な感じのジャンヌ・モローは当時好きな女優でした。
ジャンポール・ベルモントはあの映画の時はまだ26歳の若者でしたか。それではジャンヌに位負けは当然でしょうね。。。^^
上質の文学を映画化するのは難しいように思うのですが、この映画は十分な仕上がりでしたね。もう一度じっくり見たい映画の一つです。

〔シェルプールの雨傘〕はたしかに2,30代の方に好まれる映画でしょう。私もその年代に観ました。
カトリーヌ・ドヌーブは息をのむ美しさでしたね。。。最後のシーンが印象に残っています。

投稿: おキヨ | 2013年3月 5日 (火) 02時11分

コメント返答恐縮です。
ふとこの場に迷い込んで、早々にコメントしました。
また参りますので、色々楽しい話期待してます。

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年3月16日 (土) 05時36分

根保孝栄・石塚邦男様

こちらにしては幸いの(迷い込み)ありがとうございました♪
拙ブログ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: おキヨ | 2013年3月16日 (土) 11時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 世論調査はウソ? | トップページ | 高齢者受難 »