« 仕事をせよ〔怒!〕 | トップページ | 女の手は犬の尻尾のように正直 »

シンドラーの真実

NHK教育でETV特集の再放送を観ましたが、第二次世界大戦時、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺の中、自身もナチス党員であった実業家 オスカー・シンドラーの事実を、彼に助けられた人たちが、それぞれの思いや逸話を語ったドキュメンタリーです。1993年に制作されたスピルバーグの〔シンドラーのリスト〕とはまた違ったシンドラーの真実と、その後の彼の生涯が明かされています。

映画ではヒューマニズム溢れる感動的な内容になっていましたが、実はユダヤ人から資金を受けた見返りとして彼らを雇うと言う条件だったようです。シンドラーが最もヒューマニズムを発揮するのは、生まれ故郷に工場を作って其処にユダヤ人を工員として送り込むときで、映画でもクライマックスの場面でした。

この特集では、戦後のシンドラーの様子が、命を救われた人々から語られています。それによると、裏切り者として見られたり、経済的に困って、かって助けたユダヤ人に援助を求める手紙を出したりしていますが、助けられたすべての人が喜んで援助をしたわけでもないことがわかりました。

この他にもオスカー・シンドラーという人物はいろんな側面から語られたり書かれたりしていますが、それによると真実もひとつではないようです。

映画とはまた違ったシンドラーの真実の一部分が明かさた興味深いドキュメンタリーでした。

P1000252 

P10002761

P1000305

|

« 仕事をせよ〔怒!〕 | トップページ | 女の手は犬の尻尾のように正直 »

日々のつぶやき」カテゴリの記事

コメント

命を懸けて何かをするということには無条件に敬服します。自分には出来そうにないという気があるからです。日本にも、杉原千畝さんがいました。
それにしても、今日の写真はキレイです。絵を勉強している人の配色と構図はさすがだと思います。

投稿: 周坊 | 2010年10月25日 (月) 09時23分

良い番組をご覧になりましたね。
私は見損なっていますが・・・。
人は(ばかりでなく、世の中の事象は)多面体で、見る人の位置によっていろいろな見え方をするようですね。
ところが、たいていの場合、自分に見えた側面だけが真実の全てだ、と思い込みがちで、そのためにしばしばとんでもない勘違いを生んでしまったりします。
分かっていながら、死ぬまでそうした初歩的な過ちを積み重ねていくのでしょうね。

投稿: 風花爺さん | 2010年10月25日 (月) 09時23分

風花爺さん様
シンドラーという人物ほどその多面性がくっきりと鮮やかな人はないと云う意味では惹かれますね。これも情報で、誤った事も書かれていると思えば、半世紀以上前の人物の真実など判らないのが本当だと思います。

たとへば〔シンドラーのリスト〕は残されているのは事実ですが、映画のように彼自身で作ったものではない、ということもいわれています。
確実と思えるのは稀代のドンファンだったということ~~戦争さ中どのような事態になろうとも、高級品で偉丈夫を包み香水を欠かさなかったとあります。
1200人ものユダヤ人を救いながら、妻や子を全く顧みない、という冷酷さも持ち合わせていたようですね。

人はみな多面性を持って生きているのは自分を含めて事実だと思います。

投稿: おキヨ | 2010年10月25日 (月) 11時27分

周坊様
とにもかくにも、あの忌まわしい戦争と言う狂気のさ中、一歩間違えば自分の命の保証がない緊迫状態で1200名の命を、彼の名において救われたのは事実なんですね。諸説はべつとして。。。

日本の杉原千畝さんもまた歴史に名を残す素晴しい働きをしました。
以前ラジオで杉原さんに救われた人々が命からがら横浜に到着、明日の食べ物もなく、ただひとつの財産である腕時計をわずかなお金で交換した事実を目撃した方の話を聞いたことがあります。

こういう非人間的なことが半世紀前に世界に起きたということをもっと深く受け止めないといけないと思います。人は喉下を過ぎると暑さを忘れますからね。昨日のドキュメントにも息を呑むような凄惨な場面がありました。

notes有難うございます。実は昨年撮ったものです。今年まだ鮮やかな秋色に逢っていません(^^ゞ

投稿: おキヨ | 2010年10月25日 (月) 11時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 仕事をせよ〔怒!〕 | トップページ | 女の手は犬の尻尾のように正直 »