« 鍋焼きうどんの怪 | トップページ | 笑いの今昔 »

映画〔ひまわり〕を観る

ここ数日間、最近来日したソフィア・ローレン本人の解説付きで過去の名作をテレビで上映しています。昨日はコミカルな〔あぁ、結婚〕を、今日は日本で圧倒的な評判を呼んだ名作〔ひまわり〕を上映しました。私は最初の1970年代に観てから今回で4度目。ソフィア本人が云うには〔ひまわり〕は日本以外の国ではそれほど興行的に良い訳ではなかったそうですね。この映画は日本人の感性にぴったりだったのは頷けます。

ストーリーの前半は、新婚の夫が戦地へ行きたくないために仮病を使うなど、コミカルな要素もありますが、中ほどから戦争が生んだ悲劇一色になります。ソフィア・ローレンは大柄で派手なイメージがありますが、それだけに〔ひまわり〕で見せた悲劇の女は見事でした。最後の別れのシーンはそれほど大仰な表現ではないのに実に巧みな演技で観客の涙を誘いました。

また、駄目な浮気男を演じたら右に出るものがないほどのマルチェロ・マストロヤンニはこの映画で深みのあるいい演技を見せました。しかし、どの映画を観てもどこか飄々とした雰囲気が漂う俳優です。力みすぎないのが持ち味なんですね。

それと、忘れてならないのはヘンリー・マンシー二によるテーマ曲。この名曲があって映画が完成されたといっても過言ではないと思います。

P1060186

P1050377

|

« 鍋焼きうどんの怪 | トップページ | 笑いの今昔 »

日記」カテゴリの記事

コメント

前日の「あぁ結婚」の劇中、彼女が着てたワンピースがグラマラスな体型によく似合ってた・・マストロヤンニが「競馬場に行くにはその服じゃねぇ
」と難色を示したもんだから、結局スーツに着替えて出掛けて行ったけど、ボクはあのワンピースの方が好きだった・・それからうつらうつらと寝ちゃってストーリーは全く覚えてない(笑)

投稿: 伊藤 | 2011年1月12日 (水) 08時25分

ボクがテレビを観る時は、ホーム炬燵に足を突っ込み寝転んで肘を立て、手のひらで頭を受ける様にして観ている・・この姿勢こそが睡魔を呼び起こす要因だろう・本を読む時にしたってそうだ・・いつの間にか頭を支えていた肘も疲れて崩れ、そのまんま、ぐぅすか・ぐぅすか寝てしまう・・

おキヨさんはきっとソファーに腰掛け、膝当てでもしてお行儀よく観てるんでしょうねぇ・・

投稿: 伊藤 | 2011年1月12日 (水) 08時48分

伊藤様
ソフィア・ローレンはイタリアの女の代表のような存在ですね。好き嫌いはともかくイタリアが生んだ6~70年代のヴィーナスでしょう。
あのプロポーションは完ぺきですよね。
たしかに。。。あの服は彼女の魅力を十二分にひきだしていましたね。男なら誰でも同じように思うでしょう。
コミカルな部分の多い映画でしたが、我が子に対する母親の強い愛情がテーマの映画でした。


投稿: おキヨ | 2011年1月12日 (水) 11時43分

伊藤様
それもあるでしょうが、姿勢の問題ばかりではないでしょう〔爆〕貴方様は早朝にお目覚めではありませんか。日中は勤勉にお仕事をされ一息つく夜には眠くなるのは自然の摂理。

それに比べ私の日常はいかにも出鱈目です。先日風邪で体調を崩したときに、この悪サイクルを変えようとしたのですが元のもくあみになりました^_^;

ソファーに例の〔みのむし〕に包まった状態でテレビを観ています。意外と快適scissors

投稿: おキヨ | 2011年1月12日 (水) 11時54分

「ひまわり」昨日途中から 裁判か軍隊か選べの
ところから見ました 敗走中の雪原のシーンは
同じく敗走中のドイツ軍とは様子が違いますね。
ドイツ軍はもっと寒いところにいたのか
もうありとあらゆるボロを体に巻きつけ寒さから
守ろうとしましたが 「ひまわり」の
イタリア軍は全然そんな事なかった。
小屋を開けたらストーブに群がり
身じろぎもしない兵のかたまり 
立ったまま寝てるのでしょうか 
異様な光景でしたがあそこは天国なんですね。
表は地獄。自分は行軍したらすぐ死ぬタイプ(笑)

投稿: 越後屋 | 2011年1月12日 (水) 12時04分

越後屋様
よく細部をご覧になっていましたね。映画全体の流れとして、細部へのこだわり方は様々だと思います。この映画は戦争による切ない男女の別れがテーマですから、そのあたり私は重視しませんでした。戦争はいつの時代も何処の国も過酷なものだと思います。
狭い部屋では立ったまま寝ることは戦争映画や小説ではよくありますね。お互いの体温で寒さをしのげたんでしょうね。

人は極限状態になってとき自分では考えられない力を発揮するそうで、越後屋さんご自分でが思っているほど弱い人とは限りませんよgood

投稿: おキヨ | 2011年1月12日 (水) 13時02分

見逃してしまいました。
気がついていれば録画してでも、見たかったですね。
「ひまわり」は映画館で観ただけでしたが、ロシアでアンドレイの妻になった女優「リュドミラ・サベリーエフ」が印象に残りました。
彼女はロシア映画の「戦争と平和」でナターシャ役を演じているそうですが、私はO・ヘプバーンの「戦争と平和」しか観ていませんね。

投稿: 風花爺さん | 2011年1月12日 (水) 14時38分

昔から宵っぱりな私、この作品は大分前に深夜のテレビ放送で見ましたが、ポロポロ泣いたので翌朝には目が
腫れぼったかった思い出があります。
あの頃のイタリア映画は名作が多かったですね。

投稿: バルおばさん | 2011年1月12日 (水) 17時58分

風花爺さん様
それは残念ですね。でもこの映画は要望が多いのでまた上映されると思います。
ロシアの若い妻を演じた女優は清楚で、ソフィアローレンとの対比が利いていました。
私もヘプバーンの〔戦争と平和〕しか見てませんが、あの女優のナターシャも観たいですね。

20代に〔ひまわり〕を観たときとは、映画事態は変わっていないのに、主演者の魅力もストーリーも受け取り方がまるで変わっているので面白いですね。
そういうことで旧い映画を観るのは好きです。


投稿: おキヨ | 2011年1月12日 (水) 19時03分

バルおばさん様

最後の別れのシーンには何度観ても泣いてしまいますね。
ソフィア・ローレンのメリハリの利いた演技力は素晴しいものがあります。昔はあまり好きな女優ではなかったんですが自分も彼女も中年になってからその魅力がわかるようになりました。

女はなんと言っても中年以降ですよ、バルちゃん、頑張ってね。。。て何をじゃeye〔爆〕

投稿: おキヨ | 2011年1月12日 (水) 19時12分

ソフィア・ローレンの代表作と思うのですが、外国ではそれほどでもないのですってね。
善意の人達に絡む悲劇が我々をいっそう切なくします。別れのシーンは、セリフがない表情だけの演技がすばらしいと思いました。
単なる肉体派女優ではないことを印象付けられました。

投稿: 周坊 | 2011年1月12日 (水) 23時25分

周坊様

そうですね。海外ではそれほどではなかったそうでちょっと驚きました。ソフィアローレンは正直ですね〔笑〕

ソフィア・ローレンが肉体派女優として華々しい活躍をしていた頃はアクが強くて好きではなかったんです。
ですが、上手く転換しましたよね。〔イタリアの逞しいおばさん〕を平気で演じるようになってから実にいい女優になりました。

私も最後のあの抑えた顔の表情が何度観ても好きです。

投稿: おキヨ | 2011年1月13日 (木) 00時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 鍋焼きうどんの怪 | トップページ | 笑いの今昔 »