« 置くべき場所に置けない悩み | トップページ | グレイス・ケリーの再来?G・パルトロー »

永遠の美貌 原節子

映画〔めし〕は1951年に成瀬巳喜男監督によって作られた名作。物語は倦怠期を迎えた夫婦が、夫の姪である若い娘にかき回されるたり、妻が夫と違うタイプの男性に心魅かれたりするのですが、結局実家まで迎えに来た夫と平凡な暮らしに戻るという、ドラマチック性に欠けた内容ですが、原節子が上手く倦怠期の妻の心理を演じています。

原節子が所帯じみた妻という役柄なのですが、貧しい台所で米を研ぐ姿は、そのままニューヨークやバリあたりを闊歩していても少しも違和感の無い素敵さ。shineゆったりと日本人離れした体型とその美貌はどんな貧相な場所にあっても世帯臭さとはおよそ縁遠いhappy01。原節子の気品溢れる美貌に対し、奔放な現代っ子を演じた島崎雪子はいかにもフレッシュでした。当時追従を許さない正統派二枚目の上原謙も冴えない家庭持ちを上手く演じています。二本柳寛のプレーボーイはなかなかかっこよかった。

その他、杉村春子を初め中堅役者も勢ぞろいし、日本映画としては上質な作品に仕上がっているとおもいました。。。

成瀬監督は執拗なまでに原節子の横顔をアップで撮っていて、観客への大サービスがよくわかります^^

2

|

« 置くべき場所に置けない悩み | トップページ | グレイス・ケリーの再来?G・パルトロー »

日記」カテゴリの記事

コメント

あのですネ、家出してきた姪っ子と上原謙が大阪市街をバスに乗って遊覧するシーンがあったでしょ、映し出されるその大阪の街並みを観て私は思いましたよ、「戦災後僅か5,6年しか経ってないのに結構な復旧振りだと・・」この度の地震災害で完膚無きまでに叩き潰された東北と関東一部がこの様であって欲しいと・・
映画その後は、ワタクシ眠りこけちゃって覚えておりません(私はいつもこうだ)(笑)

投稿: 伊藤 | 2011年4月18日 (月) 06時18分

伊藤様
あのね、私は伊藤さんと逆でそのあたりはウトウトして見ていませんでした〔爆〕
でも、主人公が実家へ帰った時の戦災後の復活しつつある光景は懐かしいものがありましたね。


今度の災害現場の映像を観ると悪魔の仕業としか思えませんねぇ。なんといっていいやら言葉がありません。。。といいながらも映画を楽しんでしまう私。。。頑張ってください!なんてどうして言えるでしょう・・・punch

投稿: おキヨ | 2011年4月18日 (月) 11時03分

こんにちわ~ 原節子さんは全く現役の頃
記憶がありませんね~ あと3年位早く生まれたら
見れたのかな~。上原さんは 狐ぽく冷たい顔に
見えてあまり好きじゃなかった。ハンサムだから
でしょうかね  丁度見た映画に出てきましたが
いい父親の役じゃなかったからかも。
加山雄三さんは父親には似てないと思うけど
お母さん似なのかな。 

投稿: 越後屋 | 2011年4月18日 (月) 13時50分

この映画はだいぶ前に見たのでかなり忘れていますが、原節子の美貌は覚えているつもりです。
本当に美しい人でしたね。「永遠の美貌」だと思います。
このような女優はもう出てこないでしょう。たしか今90歳ぐらいですが、もし他界されたら「永遠の原節子・大特集」があってもおかしくありません。
それにしても、大津波の跡は戦後の空襲の跡とそっくりですね。ほとんど何も残っていません。

投稿: 矢嶋武弘 | 2011年4月18日 (月) 14時55分

越後屋様
そうかもしれませんね。原節子は容貌の衰えを見せたくないと40代〔だったと思います〕できっぱり引退しましたから。
実は私もリアルタイムではそれほど観ていないのですよ。雑誌でよく観たんです。
大陸的な匂いのする女優さんでした。

そうそう、上原謙は古いタイプの二枚目なので、裕次郎時代の越後屋さんにはピンと来るものはないと思います^^
加山雄三はそうですね、どちらかというと母親似でしょうね。。。

投稿: おキヨ | 2011年4月18日 (月) 19時03分

矢嶋様
私もこの映画が上映されたときはまだ子供でしたので観ませんでしたが大人になってから二度観ています。
この映画は庶民性に欠ける原節子が最も庶民的な役柄を演じたところに成功の鍵があるとわかりました。

私も原節子のような香り高い女優はもう出ないと思います。顔立ちのいい女優はいっぱい居ますがあの雰囲気を持つ女優は居ませんね。

被災地の様子は胸が詰まります。。。weep


投稿: おキヨ | 2011年4月18日 (月) 19時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 置くべき場所に置けない悩み | トップページ | グレイス・ケリーの再来?G・パルトロー »