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心折れる無視されること。

テレビを観ると、ここのところ頻繁に、被災地を訪問される天皇陛下 皇后様のお姿が映し出されています。お二人の慈愛に満ちたお言葉は被害を受けた方々の心をどれほど潤す事か。。。被害者と一体になってこの辛い出来事を乗り越えたいと願うお気持ちが、映像から伝わってきます。

以前に、昨年亡くなられた高峰秀子さんの著書を何冊か読んだことを書きましたが、その中に皇后様について書かれた事柄がありましたのでご紹介します。

Xさんという昭和天皇両陛下に数十年使えた女官がいて、口数の少ない物静かな人だったが、高齢のせいか気が緩み ある日独り言のような口調で語ったことがあったそうです。

昭和天皇両陛下がご旅行の際に、皇后陛下は何人かのご親族にお言葉をおかけになったり、短い会話をお交わしになるのが常でした。がXさんの知る限り、美智子妃にだけはただの一度もお言葉をかけた事がなかった。美智子妃の前は素通りかまたは目に入らぬ風を装ったということです。彼女は美智子妃の御心中を察して〔お気の毒で目のやり場に困りました〕と話したということです。

氏育ちがよくても、人間、こころのありようは我々俗人と変わらぬということでしょうか。。。存在無視がどれほど人の心を傷つけることか、いくらお姫様育ちの方でも知らぬはずがなかろうに。。。我々も知っている美智子皇后のかっての様々なご病気はそのことと無関係だったとは言い切れないのではないでしょうか。。。昭和皇后様も、Xさんも今は亡き人だから高峰秀子さんも書けたことでしょう。

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日々のつぶやき」カテゴリの記事

コメント

勢津子 『ねぇ・喜久子さま、良子様もこの度の御婚約内定には相当御立腹の様子だったわねぇ・・』

喜久子「そりゃ無理もないわよあなた、何で粉んこ屋風情の娘が天皇家の嫁に選ばれなきゃならないの? 私だって皇族の一人として納得いかないわよ・・私も絶対反対っ!」

しかし歴史の流れは面白い、この御両人は共に嘗ては朝敵として菊の御紋に弓を引いた葵の御紋の末裔でなんですからね(笑)

 

投稿: 伊藤 | 2011年5月13日 (金) 09時42分

伊藤様
平たく言えばそういうことですよね。良子皇后は〔あの人は外から来た人だから〕といっていたそうです。

そうですね。秩父宮妃は松平家、高松宮妃は徳川家の方たちですから、〔違っていたらごめんなさい(^^ゞ〕考えると理屈に合いませんが、要は〔平民〕が我慢ならないと云うことでしょう。

美智子妃が皇族になられた事で皇室が大きく変わって現在の日本によりよく沿われたということです。

投稿: おキヨ | 2011年5月13日 (金) 11時01分

おキヨさん
 記憶に誤りがあるかも知れないことを前提で・・。
 司馬遼太郎の小説 陶工・沈寿官を主人公にした「故郷忘じがたく候」の中で、30何年の日本の統治に怒る「京城大学」学生達の前で、私の先祖が受けた300数年の恩義をどう考えるか?と語りかけたことがあります。
 暫く、シーンとした沈黙ののち、徐々に拍手が起こり、最後には、会場は満場の拍手に包まれて 沈氏が涙するシーンがありました。
 もう1篇「タイトルは忘れましたが」会津と松平氏に関わる小説がある筈です。 その中に、大名たちの末裔に語り継がれた無念があったようで、そちらに講演に出向いた司馬遼太郎氏を家に招待して「よく書いてくださいました。」と心からの礼を云われた話があったとのことをどこかで聞いたことがありました。
 無念や悔恨は、長く尾を引くものでもあり、同時にひょんなところで寛解するものであるとの印象を深く受けた思い出があります。
 この話・Xさんの言葉に、同じような思いをわたしも持ちました。   うまく書けませんでした・・。

投稿: 風の樹人 | 2011年5月13日 (金) 22時58分

風の樹人様

〔位〕とはやっかいなものですね。平民である我々のなかにも上下があってそれは生涯に影響する場合もあります。ましてや皇族となるとその〔位〕は歴史に関わる重大事です。皇族に平民の血が混じるのは許されがたいことでしょう。その許されがたいことが起ってしまった事で、良子皇后が美智子妃に対し冷たかったというのは良子皇后としては間違った行為とは思わなかったと思います。
一般庶民の感情としては、冷たく意地の悪い仕打ちと思っても、前皇后としては美智子妃に対しての無視は最小限の抵抗という事だったかもしれません。

なんにしても下々のものには理解の他のことで、単に嫁姑の問題ではないと思います。

これも歴史のひとこまに刻まれる問題ですね。

投稿: おキヨ | 2011年5月14日 (土) 01時13分

>〔位〕とはやっかいなものですね・・

仰る通りですねぇ。 上下の位の意識は、上位に身を置く者にとって下位に身を置く者の意識より、何十倍倍も強いんじゃないかと思いますよ。(ま、口には出しませんけどネ)(笑)

投稿: 伊藤 | 2011年5月14日 (土) 06時39分

伊藤様
人の上下関係は社会の秩序を保つ為に仕方のないことかもしれませんが、実にやっかいで複雑な感情に見舞われます。
まず、最も身近なところで、家庭があり、職場、社会などいたるところに人の上下関係は付きまといますね。家庭はさておいて、この中で権力を自己を誇示したい人間がでてくるのは誰もが知るところ。。。

こういうことが気になる私のような偏屈ものは居場所がないのですよ。

投稿: おキヨ | 2011年5月14日 (土) 10時07分

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