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深沢七郎エッセイ集

言わなければよかったのに日記〕というなにやら面白そうな題名のエッセイ集が、〔楢山節考〕の著者、深沢七郎と知って興味がわき読んでいます。

作家について何の予備知識もないままに、エッセイ集を読みはじめ〔え!?、深沢七郎ってこんな人??〕。。。文章が訥々としていて、作家と言われる職業の人が書いたとはとても思えない稚拙なものでした。ただ内容が面白くて、時々笑ってしまいます。たとへば正宗白鳥の家に行って

庭に池がありものとばかり思っていたら池がないので変だなと思った。白鳥が好きな人とばかり思っていたのに。。。

銘酒で有名な菊正宗の本家の跡取り息子ではないかと思い、念のため〔先生はあの・・・菊正宗の・・・〕と伺うと、〔ボクはそんな家と何の関係もないよ〕とおっしゃった。今考えてもまずいこと言っちゃってと悔やんでいる 

と書いています。また壺井栄を〔男ですか?女ですか?〕と聞き白鳥に〔君は何にも知らんな〕とあきれさせる話。。。各界の著名人と幅広く交流を持ち、変人扱いをされながらも、幼稚を装うのは相手に愛される手段ということが読み取れます。笑ってしまうのは一流の歌舞伎役者や俳優を〔ダンナ〕と呼びかけることです。happy01

稚拙な文章は意図的なもので、わざと自分を貶め、読者の優越感を誘う手法かもしれません。また、下出の深沢に、交流者たちもつい気を許すので、相手の本心を射抜いてしまうということもでます。飄々とした人間像の裏には鋭利な感性が潜んでいるいることが徐々解ってきて、底知れぬ感覚を持った作家の人間像が浮かんできます。

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