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〔愛しの座敷わらし〕を読む

書店でタイトルに惹かれ本を手に取ってみると、作者は荻原浩。以前に読んだ〔明日の記憶〕の作者です。

私は北東北出身ですから〔座敷わらし〕は耳になじみ深く懐かしい言葉です。

小説の内容は、一家5人が父親の転勤で東北地方の旧い民家に越すことになるのだが、そこで起こる怪奇な現象にそれぞれが振り回される、というストーリーです。怪奇現象と云ってもおどろおどろしいものではなく座敷わらしという、子供の妖怪とも神様ともつかない、旧い家に住み着いている家の守り神のようなものに、家族それぞれが振り回されるうち、幼い座敷わらしに親しみと愛おしさを感じるようになるというものです。

〔明日の記憶〕とは180度違うコミカルな文体で、4,5歳ぐらいの座敷わらしがじつに愛らしく書かれています。 とても怖がり、言葉を発しない、鼻提灯をだして眠る、家族で子供の男の子には遊び友達としていち早くなじむ、などなんともかわいくいじらしく、読むほうまで座敷わらしに愛情を感じてしまいます。

私が子供の頃岩手の金田一温泉〔昔はそう呼んでいました〕という旧い一軒宿に時々出かけたものですが、この温泉旅館が座敷わらしが出るというので有名で、座敷わらし見たさにわざわざ遠方からこの旅館に泊まりに来るほどの有名な旅館になりましたが、残念なことに、2009年火事で全焼してしまいました。家の守り神でもあった座敷わらしはうまく逃げおおせたかが話題になりましたね。

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