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笑気の沙汰(~_~;)

今日も佐藤愛子の〔これでおしまい〕の話を引きずりますね。

〔とりとめもなく笑いの虫の話〕という章で、女史が恩師北原武夫の葬儀で突然笑いの虫に捕らわれ、どうにも我慢ができずに、泣いてる風を装い肩を震わせて笑い続けた、という話が書いてあります。。。この章を読んで、〔なぁんだ、才女の誉れ高いかの佐藤愛子だって同じような不謹慎をしていたんだ。。。〕と50年ぶりにほっとしたしだいです。

実は私も今から49年前父が他界したときに〔笑いの虫〕に捕らわれました。

父が脳溢血で倒れ54歳の若さで亡くなった時、人の、しかも身内の死というものに初めて向き合い、呆然自失の状態のなか、東北地方独自の葬儀が3日間続きました。自宅で行われる〔葬式〕という人生初めての厳かな儀式に兄妹みな緊張を強いられ他のは間違いありません。

3日目の真夜中、お坊さんを中心に近親者が車座になり、ピンポン玉ほどもある大きな数珠を回し始めるのですが、お坊さんの経が何とも言えない節回しなのでふと可笑しくなってしまい、そっと真向いの次兄を見たところ、日頃不良の次兄が神妙な顔をしながら数珠を手繰っているのが見えた途端、今まで堪えていた〔笑の虫〕が込み上げてどうにも止めることができませんでした。うつむいて〔クスッ(~_~;)〕と笑って隣の妹をみたら、これもまた笑いを堪えているのが見えたのです。私はこの場で笑ってしまうか、中座するか考えましたが、不謹慎の度合いを考えて中座。すぐ後を追って妹もきたので裏庭で二人で思い切り笑ってしまいました。妹は隣の私が今にも吹き出しそうにしているのを見て笑いが移ったというのです。

二人とも〔箸が転んでもおかしい・・・〕年頃をとっくに過ぎているというのに、こともあろうに父親の葬儀で笑いころげるとは。。。思うに、極度の緊張が続き、3日目にそれがふっと緩み、そこへ〔笑の虫〕が入り込んだ、ということだと思うのです。

70をとうに過ぎて、葬式の場数をふめば、もはや緊張することもなく、したがってその複雑な心境のあまり笑いの虫に捕らわれるなどということは全くなくなりました。

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可愛い姫りんごも2か月で老齢化・・・

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さらにアップ。。。   身につまされますbearing

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コメント

これは誰にでも覚えのあることですね。
特に子供の頃に・・・。
厳粛であるべき場合ほど、何かの所作や言葉の抑揚などが、不意にたまらなくおかしなものに感じられてしまい、堪えようも無く笑いがこみ上げ、必死に堪えて周囲をうかがうと、周りも同じ状態。
遂に誰かが爆発してしまうと、その場全体が笑いの渦になってしまい・・・。
気の毒なのは、大真面目に何かをやっていたそのご当人。
卒業式などの学校行事。
葬儀、演奏会、上棟式など幾つかの場面を思い出します。

投稿: 風花爺さん | 2011年12月22日 (木) 09時44分

風花爺さん様
外出していたためコメントレスが遅れて失礼いたしました。

お葬式の場で笑う方は意外と多いようですね。私は当時若かったので自分でもわけのわからない不謹慎な衝動に頭がおかしくなったのではと思ってしまいました。

そういえば高校時代、先生に説教されているときにもなぜか笑ってしまい、先生が逆上すればするほど可笑しくなるという場面もありました。

あと、父親に姉妹で怒られた時3人とも笑ってしまったときも。。。(^^ゞ

投稿: おキヨ | 2011年12月23日 (金) 00時32分

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