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迫真の画家 木下晋

今日のNHK日曜美術館は鉛筆画の 木下晋 を紹介しました。 

木下晋は 今や鉛筆画で知名度の高い画家ですが、私が初めて画家の個展を見た30年〔?〕ぐらい前にはほとんど無名の画家でした。埼玉北部の片田舎H市役所内の一隅を仕切った貧相なギャラリーで、初めて見た木下の鉛筆画に強い衝撃を受けたのを覚えています。それまでは漠然と、絵画とは美しくなければという思いをもっていたのですが、そんな生易しい概念など根こそぎ吹き飛んでしまうような迫真の描写力を持った特異な鉛筆画でした。

その鉛筆画は今まで観たどの細密画とも違っていて、単に写実的というのではなく、その奥にある真実をえぐり出すような、むしろある種の残酷ささえ漂っているようで、鳥肌の立つような感動を覚えたものです。

今日、テレビで観た木下の作品は30年を経てさらに進化しています。画家は私が個展を見たころからすでに底辺の人々をテーマにしていたのですが、今回は、亡くなる87歳までハンセン病療養所内で生涯を送った詩人桜井哲夫氏を取り上げて描いています。絵は衝撃的ですが、これほど鉛筆という画材の魅力を最大限に扱える画家は彼をおいて他に居ないのではと思いました。狭い自宅のひと間でこれだけの見事な作品が出来上がる様を赤裸々に紹介しました。 心をもって描かれた絵は観る者の心を揺さぶるものなんですね。。。

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確執のあった母親を多く描いています。

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コメント

すごい絵ですね。迫力があります。
描いている方、描かれている方ともに戦っている感じがします。
ご紹介ありがとうございます。

ぐずらより

投稿: ぐずら | 2012年5月28日 (月) 20時37分

ぐずら様
それはすごい迫力です!
用紙がキャンバスにすると100号ぐらいもありますから、それはまさに戦いだと思います。

再放送が来週夜8時からあると思いますのでごらんになられるかとおもいます。

投稿: おキヨ | 2012年5月29日 (火) 00時07分

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