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旧富士見高原療養所

風立ちぬ、いざ生きめやも。。。堀辰雄の小説〔風立ちぬ〕に引用されたポールバレリーの詩。。。

この小説は旧い時代のものなのに、今でも女性に好まれる作品ですね。この作品の舞台となった信州の諏訪富士見町にある旧富士見高原療養所が老朽化の為取り壊しとなる記事がひと月前ほど新聞に載りました。

旧富士見高原療養所といえば、堀辰雄、その婚約者〔小説のヒロイン〕 竹久夢二や横溝正史など多くの著名人たちが入院したことで知られています。また昭和初期には病院を舞台にしたメロドラマが流行、多くの映画の舞台に登場したのがこの旧富士見高原療養所。。。

ミーハーを自認する私、なんとしてもこの病院を1度見学してみたかった。。。それなのに八ヶ岳に幾度となく出かけているというのに、私が〔ここからちょっと足を延ばせば旧富士見高原療養所があるんだけど。。。〕と言っても、夫は〔旧い病院などみたってしょうがねぇ!〕とにべにもありません。昨年もそういわれてチャンスを逃したのです。

8月に新聞に取り壊しの記事が載ったので〔もう見られなくなってしまうから、スケッチがてら八ヶ岳に行かない〕と誘っても〔暑くて嫌だ!〕と拒否。新聞には9月取り壊しとありましたからもう遅い!weep

風立ちぬ~、今は秋~♪〕は松田聖子。ではなくて、〔白樺ゆれる~高原の~♪〕 私は当然月よりの使者〕です。〔りんどう~咲いて~恋を知る~♪〕なんてロマンチックなんでしょう。。。夫のせいで旧富士見高原療養所 とうとう行けず仕舞いになりましたpout

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八ヶ岳山麓  2011・4・6 撮影

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日々のつぶやき」カテゴリの記事

コメント

あの高原療養所は『風たちぬ』のなかで「サナトリュウム」という呼び方で登場したと思います。
小説の中で初めて出会った言葉の印象では、背後に山なみがあり、ススキなどが揺れる広い草原にポツンと建つ白い木造の建物、というイメージでした。
実際の病棟がそうであるのかどうか、私も実物を見ないままです。
富士見高原のあたりは随分、車で走り廻っていたのですが、寄らず仕舞いなんですね。
登山界では著名な山口耀久さんが『北八ッ彷徨』という名著を残していますが、その中の「富士見高原の思い出」でこのサナトリュームでの闘病の日々を綴っています。
その過程で、当時療養所の近くで落魄の生活を送っていた詩人・尾崎喜八と知り合い、後の長い親交を始めます。
病が癒えた山口さんが退院の日、見送りにきた詩人は次の句を贈っています。
「風花を よすがに今朝の 別れかな」
いいですね!
こういう交わりができる仲というのは・・・。

投稿: 風花爺さん | 2012年9月13日 (木) 14時40分

お久しぶりです
旧富士見高原療養所は八ヶ岳方面に何度も行っておられたのに残念な事でしたね
「月よりの使者」歌詞もご存じなんですね
私の車の運転中は他の好みの曲と共に、竹山逸郎・藤原亮子の歌声がいつも流れています、私よりずっとお若い、おキヨさんが覚えておられたことを知って嬉しくなりました
S・20年代中頃に発売されたもので私は中学生のころと思っています

投稿: sasahiro | 2012年9月13日 (木) 16時53分

風花爺さん様
お察しでしょうが、貴ブログでかおりさんと風花さんのコメントのやり取りを拝見して、そう云えば、富士見高原療養所の取り壊しが始まるはず、と思いついたわけです。^^ゞ
〔風立ちぬ〕の小説が読まれる頃から〔サナトリューム〕という言葉が一般的になったようですね。
この小説が大評判になったために、病弱の少女が魅力的に感じられたり、また、看護婦という職業が女性の間で好まれたのも、小説や映画、つまり、旧富士見高原療養所を舞台にした作品が大いに影響したのではないでしょうか。。。

風花さんも療養所までは行かれなかったんですね。取り壊しとなれば観ておきたかったですね。。。

登山家と詩人。。。俗世に距離を置く精神の二人の付き合いは自然に思います。
〔風花を よすがに 今朝の別れかな〕好い句ですね。 
堀辰雄がヴァレリーの(風立ちぬ いざ生きめやも)から題名を引用したように〔風花爺さん〕もこの詩から引用されたのでしょうか。。。

投稿: おキヨ | 2012年9月13日 (木) 17時33分

sasahiro様
お久しぶりです。
あれ!私はてっきり同年ぐらいかな?と思っておりましたが、同年代は奥様の可南子さんのほうでしたか。happy01
〔月よりの使者〕いい歌ですよねぇ。。。しっかり歌えますよ。もっとも倍賞千恵子の歌を何度か聴いてますけど。。。

〔そんなところへ行って何が面白いんだよ!〕と無粋ものの夫に言われて引っ込みましたが、あの建物も言い伝えられる歴史の一つ。取り壊されたとあっては行かなかったのがとても残念に思います。

投稿: おキヨ | 2012年9月13日 (木) 17時54分


こんにちは
富士見高原療養所h竹久夢二が療養していた事は知っていましたが、観光の名所でもあったのですね。
その昔、結核はうつる病気として知られ、いつもクレゾールの匂いが漂っていた事を思い出します。
長野県にはいくつもの結核病棟がありましたよ。

投稿: | 2012年9月14日 (金) 17時31分

岳様
 
私の年代では信州の富士見高原診療所は憧れの場所なんです。あの療養所から多くのメロドラマ、名曲が生まれたのですから。。。lovely

信州は空気の澄んだところ処だし、風景も美しく、療養所に適しているからでしょうね。。。

昔は病院=クレゾールの匂いでしたね。今は臭いのない消毒液を浸かっているのであのクレゾールの独特の匂いの病院はなくなりましたね。ちょっとさびしい気もします。

投稿: おキヨ | 2012年9月15日 (土) 00時53分

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