昔の風情残る茂田井宿
たった一泊旅行の話3日も綴っています(^^ゞ
天気がやや持ち直したので、雨嫌いの夫が余裕を取り戻したようです。20数年ほど前に通ったことのある旧中山道の宿場茂田井宿を回っていこうということに。。。
近辺には望月宿や芦田宿がありますが最も昔の風情そのまま残しているのは本陣のない茂田井宿ではないかと私は思います。他の宿場と違うのは茂田井は道幅が狭く起伏があるので何とも絵になる場所が多いということ。 茂田井宿を描きに一人で数度通いました。
20数年前と比べると家々が立て直されたり塗り替えられたりしていますが、情緒は昔のまま。。。
私のお目当ては此処、大沢酒造。 大沢屋は300年続いた茂田井村の名主で、しなの山林美術館はこの敷地内にあります。何代目かの当主大沢邦雄氏は第一美術界の元会長をされた方。絵画の他に民俗資料館 書道館もあります。
私は20数年前図々しくも、この敷地内で建造物の面白さに惹かれスケッチをさせてもらったあげく帰りには酒粕を沢山いただきました
民族資料館
その他若山牧水の碑があり、〔しらたまの歯にしみとおる秋の夜の酒は静かにのむべかりけり〕などの有名な歌が刻まれています。
酒好きの牧水が茂田井の銘酒に酔いしれた図が想像できますね。
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コメント
おキヨさん、こんにちは
すごく詳しいのですね~
地元では「海野宿」は有名なのですが…
しなの山林美術館も知りませんでした。
長野には60ヶ所もの美術館がありますので、
訪ねたのはまだ半数くらいです。
投稿: 岳 | 2012年11月20日 (火) 17時53分
おキヨさん
いい晩年に羨望を覚えます。
間もなく後期高齢者にはいる小生。
来年は、見習った旅をと願っています。
どんな街にも歴史があります。 私の住んでいる町でも、栄華を誇った時期が確かにありました。
私の知っている時代に…。
城下町でも、宿場町でもない街ですが、(播州織)という先染め繊維が、戦後に爆発的に全世界に輸出をした時代でした。 瀟洒なサラリーマン生活にあくせくした父の時代にそんなそんな時代がやってきたのでした。
つまり、歴史のない町に住み続けてもう10世代以上になるようですが、そんな街にもそれなりの歴史を感じるものなどが、家並みなどにも満ちているのです。
西脇市という小さな町のホームページをご覧ください。 つまり、そんな町に住み続けたのですが、子供たちの時代から、孫たちは他の町に追体験を積んでいるのです。
故郷は長男の時代までで、孫たちは故郷は、今住む時代の地域になっていくのはやむを得ないのでしょうか? 淋しいのですが、やむを得ないのでしょうね。
投稿: 風の樹人 | 2012年11月20日 (火) 22時57分
岳様
事情でコメントレスが遅れお詫びいたします。
海野宿は県指定の保護地区で有名ですが、私個人の好みとしては断然茂田井宿のほうに軍配を上げます。
なぜ大沢酒造の美術館を知っているかというと、私の友人が大沢邦雄氏が第一美術会の会長をしておられた時の会員でしたので。。。
茂田井宿は絵になる処ですので岳さんも一度おでかけになってみては?
投稿: おキヨ | 2012年11月25日 (日) 22時50分
風の樹人様
持病の悪化でコメントレスが大幅に遅れ申し訳ありませんでした。
茂田井宿は信濃の片田舎に忘れられたようにひっそりと残されて、今なお当時の雰囲気を色濃く残している宿場町です。
県指定保護地区に認定されていないせいで海野宿などのように観光地化されていません。町人が時代に媚びることなく宿場を保っているようで、私は茂田井宿は美しい処だと思うのはそういうところにあるのです。
私の町も中山道宿場町で栄えたところですが、今ではすっかり時代にのみこまれ、見る影もなく寂れてしまいました。
惜しいのは栄華を誇った時代の建物などの取り壊しが多いことです。
日本全体の現象のようですので致し方のないことでしょうね。
投稿: おキヨ | 2012年11月25日 (日) 23時16分