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みたび〔マジソン郡の橋〕を観る

1995年に世界的大ヒットした〔マジソン郡の橋〕今回で3度観たことになります。最初は映画のヒロインと割と近い年代で観たわけですから、この大人のラブストーリーにたやすく感情移入が出来て、ラストシーンなど胸がつまり涙を禁じ得なかったことを覚えています。

これはどんなにロマンチックであっても不倫物語。一人で観たいと思ったところ新聞のテレビ版を見ていたお爺が〔洋画があるねぇ。観ようかな。。。〕あちゃー。。。もうロマンチックな気分どころではないワイbearing  いやだとも言えずに仕方なく一緒に観ました。

3度目ともなるとだいぶ冷静な目で映画を観ることが出来ますね。

まず、あんな寂しい場所に女が一人いて、見知らぬ男を出会ったその日のうちに家に招き入れるかという疑問。たった4日間で、確かに不倫を冒し、男が、夫や子供の留守に風呂やベットも使うことは美しくなく、どう考えても分別ある大人の行為ではない。 女性は単に今の生活に飽いて日常の空しさをうめるだけのことだったのでは。。。などを考えるとその後の20数年間お互いが思い続けるというのは絵空事じゃないの?

あんなに好きだった映画がお爺と観たことで現実的になってしまい、せっかくのラブストーリーも台無しになってしまいました。また私自身もう身もふたもなく完璧なお婆になっちゃったものだから縁もゆかりもなくなったラブストーリー、斜め視するのは腹いせダヨ。。。smile

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メリル・ストリープとクリントイーストウッド

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今日の出来事」カテゴリの記事

コメント

おキヨ様
 かなり以前にこの映画の原作を読んだことがあります。原作にはヒロインの心の中の満たされない思いが丁寧に書かれていて、それだからこそカメラマンの彼にひかれたのだと思います。映画ではありませんでしたが二人が出会う以前の彼の来し方も描写されています。これは私の意見ですが、ヒロインは一言でいえば知性というものを求めていたと思うのです。安定した農家の生活、かわいい子供、近所の主婦友達....、こうしたもの以上の何かを渇望していたのでしょう。ですから、夜が更けて彼が月明りのもとでイエーツの詩を暗誦する場面は彼女の心を静かに満たしていくようで象徴的でした。ここで彼女の恋心が一瞬にして芽生えたのではないでしょうか?

投稿: | 2013年2月24日 (日) 10時00分

粉雪様
原作をお読みになったのですね。映画化になると原作の半分も描き切れていないということはよくあることです。
考えると私、映画でのラブストーリーは好きなのに、その原作はほとんど読んだことがないですね。。。
原作は私が意地の悪い目eyeでみた部分を納得させる描写になっているのでしょうね。。。

女心の複雑さはたとえ欠点のないパートナーだとしてもどこかに虚しさが忍び寄るもの。それは男性の方がより一層知り得るものかもしれませんね。劇中の男性のセリフにもそれは感じられました。人間の底知れない心理状態なんでしょうね。。。ですから一見永遠の愛に感じられるこのラブストーリーもヒロインが書き残したものに、愛の永遠性を恐れる言葉が書かれていますね。

やっぱり心に残る映画の一つですgood


投稿: おキヨ | 2013年2月24日 (日) 11時59分

おキヨ様は、映画をたくさん観ていらっしゃいますね。私の家にテレビが入ったのは昭和34年頃のこと、その後もあまり見なかったせいか、映画を観る脳の回路が鍛えられていない…と感じています。俳優さんの名前もチンプンカンプンで。
この映画は確かずいぶん前に一度観たと思います。
上の方が、深いご意見を書いていらっしゃいますが、同感です。
しかし、だからといって夫を裏切るようなことが簡単にできるかどうか…そこが不思議です。
精神的な関係であれば、いつまでも想い続けるのはわかりますが。
そして夫に対する罪悪感はどこかに描かれていましたか? まして子供にこのようなことを知らせるなんて、私は古いのか幼稚なのか、多分両方だと思いますが、やはり理解できません。
夫に無いもの、妻に欠けているものを他の異性に求める…というのはよく聞く話ですが、それは心の中だけに止めたほうが…。
でも、それでは小説や映画にならないのでしょうね。

投稿: 粉雪 | 2013年2月24日 (日) 12時16分

おキヨさま
最初のコメントは、粉雪ではありません。
風花さまかな…と思いつつ、おきよ様のコメントがまだ表示されていなかったので、行き違いになりました。

投稿: 粉雪 | 2013年2月24日 (日) 12時24分

粉雪様
あっ!上記のコメントは粉雪さんではなかったのですね。大変失礼をいたしましたm(__)m
私も他の方のブログに訪問して失敗しましたが、ココログでシステムを変えたようで、名前の欄が消えちゃっているんですよね。。。

私は高校時代から大の洋画フアンでした。でも今ではたまにしか劇場に行かずにテレビで旧い映画を観るのが好きです。

おっしゃるように、まじめ一方の物語では映画になりませんね。〔善くない〕ことでも人の深層に潜む真の心に美しいヴェールをかぶせて作り上げるので、不誠実な人間のすることととらえてしまえばお話にならない、ということですね。。。happy01
私も〔云ってみれば不倫映画eye〕とは書きましたが、100%否定するわけではありません。
でも日本人として随所に納得できかねる部分はありますね。お国柄かもしれません。

投稿: おキヨ | 2013年2月24日 (日) 13時00分

おキヨさん、こんにちは

クリントイーストウッドの大フアンでして、最近の監督作品までほとんど観ています。ジョンウエインやスティーブマックイーンなども好きですね~ マジソン群の橋は3回くらいみたでしょうか? あの橋は何回見ても馴染めませんが…

投稿: | 2013年2月24日 (日) 15時16分

一番最初のコメントを書いたのは私です。つい名前を書き忘れて申し訳ありません。皆様を混乱させてしまいました。
 

投稿: Tiny Bee | 2013年2月24日 (日) 16時05分

同じ作品でも、回を重ねて見る度に、
その印象が少しずつ変わってくるということ、
確かによくありますね。
自分自身の心境の変化がやはり大きいのでしょうが、
時代背景などもあるのかな・・・?
「マジソン郡の橋」はとても有名な映画で、
何度となくそのタイトルを目にしながら、
実はまだ一度も見たことがありません。
母は当時「良かった」と言っていましたが、
おキヨさんの記事を読んで、改めて見てみたくなりました。

投稿: hanano | 2013年2月24日 (日) 16時07分

岳様
私は若い頃のクリント・イーストウッドより中年以降の彼のほうが素敵に思えます。
私は10代から20代初めごろまではマーロン・ブランドのファンでした。
その後は断然ショーン・コネリーですね。
そうそう、あの橋は絵的にそれほど魅力を感じなせんねhappy01

投稿: おキヨ | 2013年2月24日 (日) 22時03分

Tiny Bee様
コメントありがとうございます。
貴女様にも大変失礼いたしました。
思い込みが強いものですから、真っ直ぐに粉雪さんと思ってしまいました。coldsweats01
またお遊びにいらしてくださいねwink

投稿: おキヨ | 2013年2月24日 (日) 22時08分

hanano様
そうなんです。私は好きな作品なら何度でも観ますし、そのたびに新しい発見をし、感想も微妙に違ってきますね。3度目辺りから俳優の演技力もじっくり見られますね。

貴女のお母様は私とほぼ同年代と思うのですが、1995年当時はその年代の女性に圧倒的に支持された映画でした。

折がありましたら〔大人のラブストーリー〕ごらんあそばせ。wink

投稿: おキヨ | 2013年2月24日 (日) 22時20分

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