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富弘美術館

昨日桜を追って国道122号線を車で走りましたが、草木ダム沿いにある〔富弘美術館〕に差し掛ったとき〔俺はこの美術館一度も入ったことがないなぁ。〕と夫がつぶやきます。この道は年に2,3度は走るドライブコースになっているのですが、時間的にタイミングが悪いとか、観光バスなどが停まっていたりで入館の機会を逃してきました。云われてみれば私も美術館開設当時の20年前画友と一度来ただけでその後入館していなかったので、久しぶりに入って見ました。 

富弘美術館は 画家であり詩人であるこの地出身の元体育教師星野富弘氏の作品を展示している美術館です。

氏は体育教師だった1970年代事故に遭い脊髄を損傷、以来不自由なお体になりましたが、絵の天分に恵まれたことに気付き、絵筆を口でもって作品を描き続けています。開館以来20年間で入館者600万人。富弘氏の絵と詩は観覧者の誰をも感動させる力をもっています。詩画に疎いがさつな夫でさえ目を潤ませて魅入ってしまいました。そういえば20年前も、大の男の今は亡き画友Tさんが詩画の前で涙を拭っていた光景を思い出します。 

氏の名言集にある私の好きな言葉〔辛いという字がある。 もう少しで幸せになれそうな字である〕 お身体の不自由と引き換えに育った感性でどはなく、この方は生まれついての詩人だと思うのです。

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富弘美術館

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館内の喫茶室でコーヒータイム。自家製のライ麦パンが美味しかった。note

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日々のつぶやき」カテゴリの記事

コメント


おキヨさん、こんにちは

闘病中に看護師の卵に励まされ、
こんな詩を書いてもらいました。

いのちが一番大切だと思っていたころ、
生きるのが苦しかった。
いのちより大切なものがあると知った日、
生きているのが嬉しかった。

その後も一緒に絵を描いたり、
富弘美術館も訪ねた事があります。
名言がたくさんありますね!

投稿: | 2013年4月 6日 (土) 12時47分

星野富弘さんの絵に添えられた短い文に、ハッとさせられるものがありますね。
澄んだ心の持ち主にだけにしか見えないものが、心に映るのでしょうか。
星野さんが詩人であるかどうかはおいて、詩魂の持ち主であることは確かなことでしょう。
金子みすヾの詩と通じるものがあり、表現こそ何気ない素朴なものなのに、深いところへ誘ってくれるようです。
星野さんの本を読みますと、高校生の時、八木重吉の詩に出合い大きな啓発を受けたそうです。
詩人でクリスチャン(記憶に間違いがなければ・・・)であった重吉の、敬虔で、素朴な作風は確かに星野さんの先達だったことがうなづけます。

投稿: 風花爺さん | 2013年4月 6日 (土) 14時30分

〝お身体の不自由と引き換えに育った感性ではなく・・・〟
と、おキヨさんのおっしゃるとおりだと、私も思います。
もともと持っていらっしゃった詩の心が、
人生で置かれた環境によって、さらに
豊かになったのでしょうね。
「辛いという字がある。 もう少しで幸せになれそうな字である」
本当に、本当に、元気が出ました。

投稿: hanano | 2013年4月 6日 (土) 18時20分

星野富弘さんの「愛、深き淵より」を読んだのはずいぶん前のことでした。星野さんは小学生の頃から詩が好きで、ご自分でも書いてみたり、高校時代は萩原朔太郎や三好達治、立原道造などの詩を愛読し、漢詩の数篇を暗記するなど…それらが入院中に大きな力となり、それまでよりも一層彼らの詩の真の美しさを知るようになった…という意味のことが書かれていました。とても登山がお好きだったことも…。
入院中、床ずれ防止のために布団を支えに横向きになっていたとき、実習に来ていた看護学生が、「その姿勢で字を書いたらどうでしょう」と言い、その何気ない一言がきっかけになって、非常な努力で文字や絵を書き始めるのですね…。
この美術館は、いつか訪れて見たいと思います。

投稿: 粉雪 | 2013年4月 6日 (土) 22時36分

いつか訪れたいと書きましたが、私の所からは乗り換えを繰り返して4時間以上かかることが解りました。
…やはり少し遠いですね…。

投稿: 粉雪 | 2013年4月 6日 (土) 23時41分

岳様
白衣の天使がまさに貴男の天使であったわけですね。

星野さんの詩は万人の心に届くやさしさがあり、共鳴できるものばかりです。不安や辛さ苦しさを吸い取ってしまう不思議な力がありますね。
詩を紹介してくださった看護師さんに出会えて幸いでしたね。。。

投稿: おキヨ | 2013年4月 7日 (日) 00時57分

風花爺さん様

言葉が優しく万人にとどく詩です。自分にもこの美しい言葉の数々が素直にとどくのだと思う時に目と心が潤みます。
美術館で多くの詩画を観ているうち、こちらの胸に沿うものが必ずあり、観覧者はその詩を自分のものとして持ち帰るのではないでしょうか。

星野さんは絵も詩ももともと天分があったようで、高校時代に描いた風景などは実に巧みです。
そういう星野さんでもお身体が不自由になった当時は随分と苦しまれたようですが、そのお苦しみが昇華された時、詩画に命がふきこまれたのではと考えます。

投稿: おキヨ | 2013年4月 7日 (日) 01時30分

hanano様
やはり生まれついての天分だと思います。本にも書かれていますが、体が不自由になってから気付いたことが多々あり、その一つに、もし健康なままであったなら、自分に対する母のやさしさ、献身が気が付かないままだったろうと。。。自分の不幸を嘆いているうちは、周りのやさしさが判らないものだと気づいた。
花や木も含め周りのすべてに自分は生かされているとおっしゃっています。

私がもしこれから先不幸という形になった時、力になりうる言葉ですね。


投稿: おキヨ | 2013年4月 7日 (日) 01時52分

粉雪様
星野さんの本をお読みになったんですね。
貴女の心に沿う言葉がたくさんあったでしょうね。
やはり詩や絵が元々お好きな方だったんですね。彼の運命を知っている神が与えられた天分だと思います。

身体が不自由になられて知った他から生かされているという感謝の気持ち。
描かれた草花に感謝の気持ちがにじみ出ていて見る者の心にとどきます。

4時間以上かかるとなると大変ですね。粉雪さんもあまりお丈夫なお方ではないようですし。。。
詩画集はたくさん出版されていますので本で我慢するより仕方ありませんね。。。delicious

投稿: おキヨ | 2013年4月 7日 (日) 02時13分

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