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陰りのない声の男

久しぶりにお聖さんこと田辺聖子の本を読んでいます。昔は歯切れのいい大阪言葉の文章にはまりこんだことのあったのですが、ずいぶん長いことご無沙汰をしてしまいました。〔猫も杓子も〕という1969年の旧い作品を先日軽井沢の古本屋で見つけたのですが、その女性ならではの視点の面白さ、可笑しさに外であることも忘れて思わず笑いだすほど。。。

読んでいて(そうそう、そうだよねぇ。。。)と思った箇所を少しだけご紹介しますね。 

彼の声は落ち着いていていい声なのだが、その陰の無さがいけない。男と女の間で最初に出す声ではない。(こんばんは。遅くなってゴメン)というのを秘密めかしい恋の吐息と共にそっと耳たぶに触れるように云ってほしいのだ私は。。。私が小娘のようにドキドキしているというのに、馬鹿みたいに朗々とのんびりしている声が気に入らぬ。。。あれは恋する男の声じゃない。。。”

私ウフフと笑いながらも、ハタと50年前のことを思い出してしまいました。小説の中の件の男は我がお爺の若い頃とまるで同じだ!eye のちに我が亭主となる男の、あの滅法陽気でデカイ声は恋心などかけらもないと気が付くべきだった。。。。他の女性はいち早くそこを見抜いたため迂闊な田舎娘の私に、陰りのない声を出す男が回ってきたに違いない。crying

なんでも自分に引き寄せてしまう癖があるんです、私。。。coldsweats01

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F4号  青木湖周辺

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日々のつぶやき」カテゴリの記事

コメント

なるほど・・・。

少し声のトーンを落として、ぼそぼそと耳元で囁く。

「甘い囁き」というものは実に難しいものなのですね。

投稿: Hayabusa改 | 2013年6月15日 (土) 12時33分

Hyabusa改

〔甘いささやき〕については、相当の熟練者か先天的な要素をお持ちの方以外はお試しにならないほうが無難です。happy01

投稿: おキヨ | 2013年6月16日 (日) 00時31分

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