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バルテュスの魅力

今日の日曜美術館はバルテュスを取り上げていました。

私がこの高貴と淫靡のまじりあった様な、他に類をみない独特の世界を醸すバルテュスという画家の絵にお目にかかったのは、軽井沢のメルシャン美術館が出来立ての頃だったと思います。かってはバルテュスやジャンセンのような質の高い絵画展を催した美術館だっただけに閉館となってしまった今は寂しい限りです。

バルテュスは少女をモデルに独自の世界を描いたため美術界では誤解を受け、真の評価はその技術の高さを理解できる美術家だけだったということです。 

以前に、晩年のバルテュスのアトリエを紹介した番組を観たことがありましたが、老齢の画家の気難しかったこと。。。他人が滅多に入ることの無いアトリエでの撮影は画家を大変にいらだたせている様子が判り関係者の息詰まる緊張が伝わりました。

今回、画家の最後の妻であった節子夫人が番組に出演されていましたが、美しさは少しも衰えていないのには驚かされましたね。いやお美しい。。。

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上野で開催中。観に行きたいものです。

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絵画」カテゴリの記事

コメント

絵の事は余り分かりません。
ただ絵から受ける印象・・・、
やはり独特な構図ですね。
大人の女性なら 少しは理解出来そうですが、
少女となると・・・。
上野でやっているんですね。

投稿: マーチャン | 2014年5月26日 (月) 09時06分

5月17日「バルテュスと彼女たちの関係」はご覧に
なりませんでしたか・・?
俳優豊川悦司がCadre(額縁)と言うパリ在住の美術調査員に扮して、
バルテュスがモデルとして描いて来た女たちを調べる旅に出ます。
節子夫人も出演するドラマ仕立てで興味深く観ました。
ついの棲み家となったスイスの山荘も多く使わてます。
印象的だったのは、最後のシーンで、この物語風のドラマの〆に、
節子夫人が山荘の2階の窓を開けてゆっくりとお辞儀をして静かに窓を閉めるとカメラは退いて山荘全景を見せます。
和服の婦人は黄八丈(かとも思える)の落ち着いた日本の美人。
山荘も、節子夫人も現存する実物であるが故に、無言のお辞儀が何とも言えず、無言より多くを語るものは無いと思わせます。

投稿: 仙人 | 2014年5月26日 (月) 10時24分

放送は見ていません。
「バルテュス展」のことはA新聞の盛んなPRで知ってはいましたが、恥をしのんで白状すれば、私の低レベルの鑑賞眼では、その価値を見出すことはムリそうで、展覧会に行く気は起きていません。
風景画もあるというのには気を惹かれますが、その幾何学的な描画には、彼我の隔たりの大きさに気づかされます。
再放送があるとのことですので、挑戦してみましょうか。

投稿: 風花爺さん | 2014年5月26日 (月) 10時45分

マーチャン様
実は私も絵のことなど解らないのです。絵を解るわからないは専門家にお任せしましょう。
絵は観て何かを感じるだけでいいのではないかと思います。
倒錯の世界?・・・謎めいた部分もこの画家の大きな魅力になります。
お時間があったなら上野までお出かけになったらいかがでしょう。。。

投稿: おキヨ | 2014年5月26日 (月) 10時57分

仙人様
〔バルテュスと彼女たちの関係〕興味深く観ました。
日曜美術館もあのストーリーとほぼ同じような内容でした。
スイスのアトリエは雑誌などでもよく紹介されていてお馴染みですね。
途中電話などがあったりして観られない部分もありましたがいい企画でした。
夫人が日本人ということもありバルテュスは日本人が好きな画家の一人で、中には熱狂的なフアンも居るほど。。。背景が謎めいているのもその要因の一つと思います。
無駄な詮索などせずに、作品の持つ世界に引き込まれる、というのも画家本人が最も望むところではないかと思うのですが。。。

投稿: おキヨ | 2014年5月26日 (月) 11時22分

風花爺さん様
今回の回顧展は大々的にPRされていますね。
大勢のファンが押し掛けることでしょう。またその価値のある絵画展だと思います。
過去にも賛辞と拒否に2分された画家ですので、当然今も同じで、風花さんの場合は後者かもしれませんね。
日本人はえてして、評判に流されやすいタイプが多いようですので、きっぱりと拒否することも清々しいと思います。絵は個人の感性の問題で好き嫌いが自由ではないでしょうか。。。

再放送は今週日曜8時からですね。


投稿: おキヨ | 2014年5月26日 (月) 11時36分

おキヨさん、こんにちは

絵画の事は良く判りませんが、興味は人一倍あります。
再放送があるとの事、是非見たいと思います。

投稿: | 2014年5月26日 (月) 15時08分

岳様 こんばんは。

私も岳さんと同じなんです。
よく分らないから興味が尽きないんですね。
再放送は一週間遅れの夜8時からです。
画家の事実をあれこれ詮索するのも興味を向ける一つになると思います。

投稿: おキヨ | 2014年5月27日 (火) 00時34分

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