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息をのむ迫力 堀内康司

無名の画家、堀内康司展を昨日、東御市芸術村の梅野美術館で観ました。今まで名前も、作品も一度もお目にかかったことの無い画家の絵です。

梅野美術館ではどちらかと云えば高名な画家より、素晴らしい力量を持ちながら世に出なかった画家の回顧展などを手懸けることが多いようです。設立者である初代館長梅野隆のポリシーかもしれません。 

展示作品はどの絵も息をのむような力強いもので、その力量の確かさに圧倒されました。ひとしきり観た後で、この作家の画歴を読みさらに驚いたのは、彼が30代以後、理由を語らずに絵筆を置いたということです。ですから展示作品はすべて画家の若い頃のもの。これだけの力量を持ちながらなぜ?という疑問がいまもって胸を去来します。 

作品はどれもはじけるような若々しさ、純粋さ、芸術に対する懊悩などが感じられ実に観応えのあるものでした。

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モジリアニやビユフェ、などを意識した作品もありましたね。

Images

堀内康司〔右〕と池田満寿夫 

堀内康司は池田満寿夫の才能をいち早く見出したと云います。

共に活動していた頃の二人

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絵画」カテゴリの記事

コメント

仰る通り素晴らしい作家ですね。
 時代氏は、不公平な、あるいは、大見得を隠しながら売り込んだ人だけが注目を受ける時代でもあるのでしたね。
 池田満寿夫大好きな作家ではありましたし、領域も広い括目の作家でした。

投稿: | 2014年12月 4日 (木) 20時39分

おキヨお姉様
彼は美術界の柵に嫌気がさしたのでしょうか?お名前も存じ上げませんでした。婦人の像がモジリアニ調ですね。私もよくその手の絵を描いていました。高校時代は美術部で活動、とりわけモジリアニが好きでた。その後ゴッホを偏愛、老境に入ってからは色調の明るいマチスに魅かれます。親友の父が日本画家(地方の重鎮)だったので「昭和30年代後半」東山魁夷、杉山寧ほかの画集を良くみました。昨秋は京都市立美術館で「ホイッスラー展」お向かいの京都国立近代美術館では「ボストン美術館ジャポニズム展」を観賞。ホイッスラーも、フランス印象派も広重や北斎、写楽に影響されたのが良くわかりました。浮世絵の展示もしてあったので。浮世絵の影響はモネがつとに有名だがゴッホもかなり影響をうけておったのが理解できました。長くなり悪しからず

投稿: りんご | 2015年2月24日 (火) 09時45分

りんご様
私もかなり絵画展を観ている方と自負していましたが前半〔若い頃〕はほとんど画集で知られた世界的名画と高名画家のものが多かったように思います。

それはそれでよかったとは思いますが、60代あたりからは興味は無名作家、それが力量のある画家だったとき、自分の発見でもあるような錯覚を覚え、大きな喜びになります。有名絵画では感じたことの無かった楽しみ方ですね。

地方の美術館には美術に詳しい人物の個人美術館があります。これは穴場ですね。

投稿: おキヨ | 2015年2月24日 (火) 10時32分

名無し様
これは大変失礼をいたしました。
この欄をうっかり読み忘れてしまい、
りんごさんのコメントで今気づきました。申し訳ありませんm(__)m

世に出る作家と陰に隠れてしまう作家の力量はまれに後者のほうが勝る場合がありますね。

投稿: おキヨ | 2015年2月24日 (火) 10時40分

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