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小説〔心〕を読む

今日は眼科の診察日。ハンドバック用の文庫 本姜尚中の〔心〕を他の外出先ではほんの少ししか読めなかったものが、眼科の待ち時間の長さで一気に読み終えました。 

私が姜尚中という人物を予備知識もなしに知ったのは4、5年前日曜美術館の司会役をされた時。知的で洗練された語り口とスマートな様子に心惹かれてしまい、姜尚中氏の思想的な面をいろいろ言われていることをのちに知ることがあっても、その方面は私には何の関心もこだわりもない。 

小説の物語は、夏目漱石の〔心〕をモチーフに描かれた姜尚中〔本名〕と直之という青年の出会いで始まります。二人の交流は今様にメールの形で始まります。青年の若若しい悩み苦しみに丁寧に応対する〔先生〕の姜尚中。彼は直之青年と出会った瞬間、亡くなった長男の面影を青年にみたのでした。 

息子を失ったことで生きる力を失い、魔が差した時には一瞬、息子のところに行きたいと思った姜氏がこの小説を書くことで,神は救済の手を差し伸べたと解説に書いてありました。

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読書」カテゴリの記事

コメント

自分では選ぶことのない一冊だと思いますが、読んでみたくなりました。おキヨさんが紹介して下さると次に読む本を迷わず選択出来て助かります♪

投稿: 和乃香 | 2015年4月19日 (日) 07時23分

私も詳しくは知りませんが、
息子さんとの関係で知っております。
息子さんは精神的に病んで亡くなっております。
その悲しみを想像して私も子供がいじめに遭い・・・
もしかして私も同じ境遇になっていたら、
耐えられるか?
考えた事があります。
目に読書は悪いのですが、読んでみます。

投稿: マーチャン | 2015年4月19日 (日) 07時34分

ご紹介の作品は読んでいません。
漱石の『こころ』は青年である「私」と、心に懊悩(おうのう)を抱えているらしい先生との交流の物語ですが、その両者の関係が姜さんの作品と通底しているのでしょうか。
漱石の『こころ』の方は高等遊民であった漱石にしては救いのない、暗い影が落ちていますね。
イギリス留学のときに負った心の傷でも影響しているのでしょうか。
そのような解説は目にはしていませんが・・・。
漱石つながりになりますが、漱石に深く私淑している作家・夏川 草介さんの「神様のカルテ」シリーズを面白いと思いながら読みました。

投稿: 風花爺さん | 2015年4月19日 (日) 10時23分

和之香様
私もよく他人様がお勧めする本や面白いといったものを読みます。その方が間違いがないからです(^^ゞ
読んだ後の感じ方は十人十色ですものねwink

投稿: おキヨ | 2015年4月19日 (日) 11時49分

マーチャン様
姜尚中氏の著書は3冊ぐらい読んでいますが、
その中で知った生い立ちはともあれ、現在のプライベートなことはほとんど知らなかったのです。
ご子息を辛い形で亡くされたのもこの小説で知りました。
日曜美術館の司会をされていた当時の期間と同じ頃のようですね。。。。

投稿: おキヨ | 2015年4月19日 (日) 11時58分

風花爺さん様
この本は作者は意識的に夏目漱石の〔心〕と同じモチーフで書かれていますが似て非なるものです。
端的に申せば、作者が亡くなった息子に対する想いをふと知り合った〔先生-作者〕のファンという青年の形を借りてその複雑な胸の内を綴った作品と云えるようです。

姜氏を斜め視する方が読まれると別な解釈もあると思うのですが、そういうことを一切抜きにして作者の〔心〕を感じればいいだけの作品と思います。

〔神様のカルテ〕は題名だけを知っていますが読んでいませんでした。風花さんのお墨付き、読まずにはいられません〔喜〕

投稿: おキヨ | 2015年4月19日 (日) 12時24分

おキヨお姉様
姜尚中さんの「心」は読みたい本リストに
上げているが未だ読んでません。
選挙終わり次第に読みたいものです。

選挙
あっはっはっは~!そう来ましたか。
はねっかえりなので「立候補したら」と言われたことはあります。言う方も本気ではありませんよ。
寛大な故人は愚妻を過大評価して「お前は、議員にでもなれる」などと言っては酒量を増やしてました。
うまく愚妻をおだてて好きなだけ飲んで早くに旅立ちました。

投稿: 田舎娘 | 2015年4月20日 (月) 19時56分

田舎娘様
この小説はうがった見方をする方には不向きかもしれません。私は姜尚中その人のファンですから子共をを亡くした父親の心情をくみ取りました。

立候補。。。人生は一度きりです。おやりあそばせ。亡き夫君もきっと喜ばれますよ。

私の父も次兄もお酒で命を落しました。東北の男は酒豪が多いですからね。

投稿: おキヨ | 2015年4月20日 (月) 23時32分

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