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〔とんでもない奴〕を読み終える

書店で本を選ぶときやはり題名に魅かれてしまいます。

作者の本職は数学者だそうで、副題の〔管見妄語〕だったらおそらく手にすることは無かった筈。  この本、エッセイ集ですが、作者の肩書とは無関係に気さくでユーモラス。しかし教養人の品格と知性に裏打ちされたものだけに  読み手を満足させるに充分な内容が詰まったエッセイ集です。 

国際的なエピソードも沢山ありますが、やはり子供時代の話や父母〔新田次郎、藤原てい〕のエピソードが面白かったですね。

クリスマスに高級クラブから大きなケーキが送られてきたとき、母の藤原ていが〔このケーキにどれだけの費用がかかっていると思うの!〕と怒り庭に木の下に埋めてしまった、という話。作者本人がやたらモテる話をすると奥様が片っ端から潰してしまうことや、クラシック好みの奥様に歌謡曲好きを馬鹿にされていることなど。

まだまだ面白い話があるのですが読んだ端から忘れてしまうし、長くなるので。。。coldsweats01

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私などはお母様の藤原ていさんが懐かしいですね。

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読書」カテゴリの記事

コメント

誰かと想えば「国家の品格」の藤原先生ですね!(^ァ^)
厳正を極める数学の先生でいながら、文章の方は自由闊達。 お茶目でユーモアある文章も書けちゃう!
こういう人のアタマの中は一体どうなっているんだろう、とか想ってしまいます。(笑)
ケッサクなエッセイも、難解な数字も、それから「惻隠の情」まで。 きっとご本人の中で、しっかり繋がっているんでしょうね。

投稿: もとよし | 2015年5月 5日 (火) 00時16分

この作品は「週刊新潮」連載中に飛び飛びにみていました。
『国家の品格』の硬派の筆致とは180度異なる洒脱な文章には惹かれましたね。
一冊の本になったのですね。
是非、読まねば・・・・・
お父さんの新田次郎は生真面目な堅物ぶりがそのまま作品に表れていて、遊び心とかユーモアとか無縁でしたし、恋愛を描くのは苦手だした。
それが子息・正彦氏となると、数学者という肩書きからは想像できないもう一つの顔の所有者なんですね。
かつて数学の研究で遊学したケンブリッジ時代のことが『遥かなるケンブリッジ』という本になっていますが、ユーモアとフェアー精神を体感したようですね。
堅物のDNAと体験という二次本能とが今の藤原正彦を形成しているのでしょうね。

投稿: 風花爺さん | 2015年5月 5日 (火) 09時46分

もとよし様
そうなんです。あのミリオンセラーとなった〔国家の品格〕を、題名と作者のキャリアから察して読んでみたい気が起らなかったのです。失敗しました。
数学は情緒的とおっしゃるこの方、あらゆる面で独創的な発想を巧みなユーモアーをまじえて私などにも解るように書かれています。
日本の教育問題や、世界的に見て日本人の水準は高いということなども。。。

遅ればせではありますが藤原さんの他の著書も読んでみたい気が起りました。


投稿: おキヨ | 2015年5月 5日 (火) 09時47分

風花爺さん様
藤原正彦という方は父母のどちらとも全く違う資質を持った方のように思いました。つまり卓越したユーモアーセンスですね。
高度なユーモアーセンスは海外生活で培われたものでしょうか。

かといってんその気取りのなさはほとんど下町風ですね。美貌の奥様を悪しざまに書かれているし、その奥様には形無しにやられるさまは、笑いがこみ上げます。

人間的に大物なのでしょう。

投稿: おキヨ | 2015年5月 5日 (火) 10時03分

おキヨさん、こんにちは

新田次郎は山岳小説から入りましたから大ファンで、藤原ていが奥さんであるとは、諏訪の何処ぞに住んでいたなど、かなり詳しかったですが、国家の品格を読むまでは藤原正彦と言う人を知りませんでした。その後も何冊か読みましたが、「美しく無ければ数学では無い」とか、他に例えてもそんな事を思い出します。株式のチャート、これは私だけでしょうがやはりその通り!などと思ってしまいます。落語や漫才人、おキヨさんも同様、ユーモアは頭の切れも?

投稿: 岳 | 2015年5月 5日 (火) 17時49分

おキヨお姉様
といいつつ藤原先生は奥様を自慢してますよね。
又、父君新田次郎の恐妻家ぶりは文壇史に残るほど有名ですね。なるほど「ケーキをぶん投げる」とは迫力十分。「流れる星は生きている」の妻には頭の上がらなかった新田次郎。「新田次郎に浮気をさせる会」を結成していた文壇仲間の謀略にも堕ちなかったのはむべなるかなです。新田次郎,藤原正彦の共著「孤愁」も既読と思われますが~?

投稿: 田舎娘 | 2015年5月 5日 (火) 17時54分

岳様 こんばんは。

貴方様が新田次郎のファンでなかろうはずはありません。藤原の先祖は諏訪高島城でなにか御役目をしていたとか?

藤原正彦の名は私も〔国家の品格〕で知りました。
誰にでも判り易い、そして納得できる文章というのは実は難しいことだと思うのです。
ユーモアーセンスは文化の高い国がより高度だそうですが、そういう意味では藤原正彦は国際的な文化人なのでしょうね。

投稿: おキヨ | 2015年5月 5日 (火) 18時40分

田舎娘様

もちろんそうですとも。
あの奥様は彼のなによりの自慢の宝だと思いますよ。奥様の悪口を書くのはつまり愛情の裏返しなのでしょう。^^何しろ〔愚妻〕と他人に紹介する国の男性ですからね。

あの頃の文壇の顔ぶれもこの本にチラと出てきますが私が夢中になった人物ばかり。。。新田次郎は真面目ゆえに異色だったかもしれませんね。
妻に頭の上がらないのは子供たちを無事に日本に連れ帰ったことが一番の理由かもしれませんが、文筆活動も奥さんが先、。先輩なのですもの。。。(*^-^)

投稿: おキヨ | 2015年5月 5日 (火) 19時01分

どんな偉い人も、家庭に入るとただの間抜けな亭主ですよ。特に奥様の目線からは、亭主は手のかかる子供みたいな存在ですから、定年退職した後が大変。亭主族は奥様に余されないようにしなくては・・ね( ̄ー ̄)ニヤリbleah

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2015年5月 6日 (水) 18時25分

根保孝栄・石塚邦男様

それは言えますね。社会的に地位のある男性でも例外ではありません。
私などはそういう男のほうに魅力を感じます。
あの強者が家庭においてはからきしダメなご亭主、はある意味気女性の理想だと思うのですが。。。wink

投稿: おキヨ | 2015年5月 6日 (水) 20時24分

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