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〔棟方志功の原風景〕

長部日出男著〔棟方志功の原風景〕を読み始めました。

長部日出男は青森県出身の作家であり、同県の棟方志功と交流もあったようで、この鬼才を研究する上で最適の作家でしょう。志功を書いた作品はすでに数冊あります。 

今まで棟方志功がどのようにして世界的芸術家に上り詰めたかを、いろんな著書やドラマなどを見て知ったつもりでしたが、今回手にした〔棟方志功の原風景〕はさらに深い視点で書かれた作品です。 

志功はその風貌と奇行で一般的には愛すべき変人のイメージで知られていますが、一方では顕示欲が強く、策略家でもあったようです。芸術家として上り詰めるため多くの権威ある美術家たちと懇意になります。この時代は当然とも思えるし、この本ではある意味利用した?とも取れますね。

画壇では彼の独断的なやり方〔壁面を独占〕に反感を覚えるものもあった筈ですが今より昔の画壇のほうが案外無理が通ることもあったかもしれないという気もします。

しかしそれもこれも、棟方芸術がすでに高い位置にあったからでしょうし、他を圧する作品群だからこそ出来たことはたしかでしょう。 

まだ3分の1程度しか読んでいませんが、実に面白い。。。

☆長文になったのであちこちカットしましたので文章が繫がらない部分もあるかと思いますご容赦を。。。(~_~;)

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読書」カテゴリの記事

コメント

芸術作品の批評は、その人が如何に作品に新鮮さを感じたか? にあるものと思います。
特に志功の場合、今までに無かった風派で「無」から「有」を生んだところが感じる人全てに与えた新鮮さであろうと思います。あの風貌で「ワダバ帝展サ出スダ・・!」が
彼のすべてで、誰にも文句の着け様が無い処でしょう。
《逸話》
横浜の「勝烈庵」、秋葉原の「肉の万世」、有名処のトンカツ屋では志功のプリント原画を数多く持っています。
青森から出て来て、「とんかつ」を食べ、この世の中にこれ以上の旨いものは無い・・・・・。
でもかねは無し・・・・、 各「とんかつ屋」に1週~10日ほども寝泊りして作品に投じたとの話です。

投稿: 仙人 | 2015年6月27日 (土) 20時56分

世にどれだけの画家が存在して、
どれだけの人が名声を得るか?。
その中には存命中には認められず死後に光が・・・。
棟方志功は生きているうちに
名声が付いてきたのですから、やはり凄い画家ですね。
あの強い線と柔らかさに魅力を感じます。

投稿: マーチャン | 2015年6月28日 (日) 06時45分

仙人様
おっしゃる通りなんですね。
志功は努力家でもあったのですが、運も強い人だったようです。当時日本美術界はアカデミックな絵、つまり基礎からの勉強をしたものでなければ認められない風潮の中で、絵画の基礎というものをまったくしなかった志功が、海外で凄い賞を受けもてはやされたとしても、日本の画壇は冷淡だったようです。そこには芸術家たち特有の嫉妬があったと私は思います。
画壇は冷淡でも一般的は、あの豪放で人間的な作風に親しみを持つ人が多かったようで、街のお店や旅館などでもよく見かけます。
本画であれ、複製品であれ一目で棟方作品と誰にでも判りますね。

志功の人柄でしょうか、人に受け入れられどこにでも寝泊まりできる人のようでしたね。
とんかつさぞ美味しかったことでしょう。貧乏でしたからね。。。


投稿: おキヨ | 2015年6月28日 (日) 12時34分

マーチャン様

世に認められる芸術家はほんの一部だと思いますよ。
日本画壇に属していても不遇で終わる画家の方が多いのでは?
それでも名のある会に長く属していればそこそこ名の知れた画家にはなるでしょうね。

棟方芸術は彼一代のものですね。
基本を習ったわけでもなく、師がいるわけでもない。
本当に凄い芸術家だと思います。

投稿: おキヨ | 2015年6月28日 (日) 12時45分

(@Д@;カリカリカリカリ!盤面に顔を押し付けるようにして版画を彫る映像を見たことあります。
芸術に対する画家の姿勢はいろんなスタイルがあっとでしょうね。
( ̄Д ̄;;個性との融和、感性との妥協。
芸術家の本質は・・・
happy02すんまっせんmitakeyaようわからんでなんば言よるかわからんでょ!。
mitakeya( ̄ー+ ̄)おキヨさんの絵がほんのりした感じでよか~。

投稿: mitakeya | 2015年6月29日 (月) 21時02分

mitakeya様

ですよねぇ。。。
全てがムナカタ流なんですね。
いまでこそ芸術はいろんなスタイル、個性が認められていますが、大正昭和初期にはあの版画は認めにくかったでしょうね。
あの絵はゲテモノ扱いされたそうですよ。
私もゲイジツなど解りませんよ。絵を描く人間は掃いて捨てるほどいる今の時代芸術を判る人なんて実は本当に少ないんですよ。

うふふ、うれしか~up
芸術なんてどうでもよろしい!
私の絵でガマンしてねwink

投稿: おキヨ | 2015年6月30日 (火) 00時13分

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